にんにくをお味噌に漬けこむだけで、極上のスタミナおつまみを作ることができます。
お味噌の発酵パワーで辛さが消え、丸みをおびた旨味のにんにく。さらに、味噌に漬けたニンニクを食べた翌日は、あまり匂いが気になりません。にんにくの香りが気にならないのは嬉しいですね。
にんにくを漬けたお味噌は万能の調味味噌になっており、そのまま焼くもよし、鶏肉、卵、インスタント味噌汁など使い方はアレンジは無限大。
にんにく味噌のアレンジ料理も紹介していますよ。
にんにくの味噌漬けの作り方
2cmほど厚さになるように、保存容器に味噌を塗りつけるようにいれる。
味噌はこの商品をつかっている。大容量なのでたっぷり使え、柔らかいので扱いやすい。味噌がかたいときは、日本酒やミリンで味噌を伸ばすと作業をしやすくなる。
皮をむいたニンニクを、味噌のなかにいれる。ニンニクの身がくずれない程度に叩くと香りがよくなる。
ここで唐辛子と昆布、干しシイタケを一緒に味噌に漬けこむ。
1cmほどに細かく切った昆布と、輪切りにした唐辛子をいれる。
干しシイタケは細かく砕いてからいれる。
にんにくが見えなくなるまで味噌を容器にいれる。
ペタペタとお味噌の表面を平らにならす。
冬場であれば冷暗所、夏場であれば冷蔵庫で1週間ほどで寝かす。
食べるときは清潔なお箸で、にんにくを味噌からとりだす。にんにくの身が柔らかくなっており、すこしカジってやると辛みと臭みが抜けていれば、にんにくの味噌漬けの出来上がりだ。
ポリポリとそのまま食べるとよい、暑い日が続き体調が弱っているとき、今日は頑張らないとダメな日に食べると元気満タン。
カツオ梅味噌
にんにくカツオ梅味噌漬けも、さっぱりしていておいしいので紹介しておく。
にんにくの味噌漬けに、カツオ節と梅肉をいれる。
にんにくとカツオ節、梅肉をグリグリと混ぜあわせ、味噌を追加でいれ、味噌でふたをして2~3日ほど寝かす。
カツオのうまみ・グルタミン酸、梅干しのサッパリ感・クエン酸、にんにくの旨味・ガリーックパワー。お酒のおつまみにピッタリの一品となっている。
冷蔵庫で保存しておけば、にんにくの味噌漬けを1~2ヶ月は楽しめる。
にんにくの味噌漬けアレンジ料理
- 焼き味噌
- 焼きおにぎり
- ゆで卵
- 鶏の味噌漬け
- 焼うどん
- インスタント味噌汁
焼き味噌
しゃもじや鉄のフライパンに、にんにく味噌をペタッとぬりつける。焦げ目がつき、よい香りがしてくるまでガスコンロやグリルの火であぶる。
これだけで、めっちゃうまい。ナッツなんか硬い食感をいれてもうまい。すぐにできる料理だが、ふつうの味噌にはないニンニクなどの旨味がたっぷりなのでうまい。
ただ、焼き味噌は貧乏神の大好物らしく、食べ過ぎると。
焼きおにぎり
七輪でおにぎりの表面を焼き、にんにく味噌をおにぎりの表面にぬる。
にんにく味噌が炭で焼かれ、日本人ならツバをのみこむ香りがしてきたら、器にもりつける。
あつあつと指を火傷させながら、おにぎりをパカりと割り、あつあつハフハフとにんにく味噌の香りと白米の甘さ、パリっとした食感を楽しむ。
シソの醤油漬けを巻いてもイケル。
香ばしい味噌の香り。そこに爽やかなシソの風味と熱せられた醤油の香り。
ゆで卵
ビニール袋にゆで卵3つをいれ、にんにく味噌を大さじ2を、ゆで卵にぬりつける。
ビニールをしばり、冷蔵庫で半日から1日ほど寝かす。
白身は味噌に水分を抜かれ、味噌はややペチャとしている。味噌がついたまま、あんぐりとゆで卵を食べる。
表面の味噌が、ちょっと塩辛いなと思った瞬間、水分の抜けた白身がぷりりんとハジけ、塩辛さを中和してくれる。黄身はねっちょりと濃厚な甘味。発酵食品に漬けこまれた黄身はなぜ、ここまで濃厚になるのか、謎である。
鶏の味噌漬け
鶏胸肉を用意し、味噌の味が染みこみやすいように肉に穴をあけておく。肉を柔らかくする調理器具を使っている。
穴をあけ柔らかくなった鶏胸肉に、まんべんなく味噌を塗っていく。すこし楽しくなってくる作業。食べ物で遊んでる背徳感がある。
ビニール袋にいれ、半日から3日ほど冷蔵庫で寝かす。寝かす時間が長いほど味噌が鶏肉に浸透する。
寝かせた鶏肉を食べやすい大きさに切りわける。味噌はそのまま使っている。味噌の塩分が気になる人は調理のまえに味噌をふきとろう。ただし、ふきとった味噌に火をとおさずに、再利用は絶対ダメですよ。
鶏肉の中心まできっちり火を通す。フタをして蒸すと中心まで火がとおりやすい。
味噌づけは焦げやすいのが欠点、鶏胸肉のにんにく味噌漬けの出来上がりだ。
鶏胸がプリンとした肉質、肉から溢れる芳醇なお汁、どこそこの地鶏を焼いたような肉質になっている。
丼
ホカホカの白いご飯に、刻みノリをしき、こんがり焦げ目をつけた味噌漬け鶏肉をのせる。
中央には温玉をポチョリ。青ネギをパラパラ。
ハフハフと空気ごと米、鶏、温玉をかきこむだけだ。
うどん
手打うどんに芳しい香りの鶏肉をのせる。焦げ目をつけた長ネギ、それの切れ目からはジワリと甘いお汁がたれる。
温玉をポチョリ。
味噌漬け鶏肉と長ネギの相性は、カモネギに匹敵しますゾ。
焼きうどん
豚肉と炒め、野菜をいれる。そこへ日本酒で溶いたニンニク味噌をいれる。
うどんをいれ、水分がなくなるまで炒める。
ピリっとした辛みのある味噌風焼きうどんができる。豚と味噌の相性もよきかな。
こうばしく焦げ、ほっくりしたニンニクをトッピングするのもよき。
インスタント味噌汁
にんにく味噌には、昆布の旨味、唐辛子の辛み、干しシイタケのコクが含まれている。
お湯をかけるだけでアッというまに味噌汁ができる。
納豆
納豆1パック、にんにく味噌:大さじ1、ネギを器にいれる。
熱いお湯を注ぐと。
納豆のネバり気がなくなり、味噌に風味を与えてくれる味噌汁となる。納豆ぎらいの人でも飲めるだろう。ただ、納豆の体によい成分がなくなるという噂を聞いたことがある。
とろろ
山芋をすりすりし器にいれる。にんにく味噌:大さじ1をいれる。
器に熱いお湯を注ぎ、かきまぜる。
寒い日にホッと一息つきたくなる、やわらかくあたたかいお味噌汁ができる。
ニューメン
にんにく味噌を大さじ2ほど器にいれ、お湯ですこしづつ溶いていく。
お好みの塩辛さより、ちょっと辛めに調整する。
そこに湯がいたソーメンをど~んといれる。
乾燥ワカメ、長ネギ、天かすをトッピング。カップラーメンや袋ラーメンなみの調理速度でニューメンの出来上がりだ。
にんにくの味噌漬けを作って食べた感想【 まとめ 】
にんにくを味噌につけるだけでできる、にんにくの味噌づけ。
そのまま食べることもでき、疲れたときにポリポリ、お酒を飲んでいるときの、おつまみにもポリポリ。昆布や唐辛子、干しシイタケと味噌の相性もよいですよ。
さらに漬けこんだお味噌は、万能調味味噌となり、いろいろな料理に使えます。ふつうの味噌より、にんにくの風味、昆布や唐辛子、干しシイタケの旨味がふくまれているので、カンタンにいつもの料理をおいしくしてくれるのです。
作ったあとは、冷蔵庫で1~2ヶ月は保存できます。
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