たこ足を店で買い、たこ足の干物の作り方を書いている記事です。
また、たこ足の干物をつかった、たこ飯、たこトマトパスタの作り方も書いています。
ご飯やスープにたこ足の干物をいれると、たこの凝縮された旨味がたっぷりと染みでて、たこの旨味、甘味、香りをたのしめました。たこ足の干物からは極上の出汁がでます。
たこ足の濃厚な旨さの虜になりました。フードドライヤーをつかい、天候や気温をきにせずに家のなかででたこ足の干物を作りました。
たこの干物って買うと高いんですよね、自宅で作れば、たこの代金とすこしの電気代で、たこの干物を作れます。
フードドライヤーがないかたは、干物ネットを買えば、太陽の力を借りることで、たこ足の干物を作ることができるでしょう。ただ、気温や湿度、天候などにはお気をつけください。
フードドライヤーとは?
フードドライヤーという、食材を乾燥させるためだけの専用調理器具です。
フードドライヤーのトレイに乾燥させたい食材をならべ、フードドライヤーにセットし、ボタンをポチッと押すだけで、フードドライヤーが食材を自動的に乾燥してくれます。
またフードドライヤーの最大のメリットは、天候に左右されずに、食材を乾燥できることでしょう。食材を乾燥させていたら、雨がふってきて食材が濡れ無駄になった、という経験はありませんか。そんな、悲しい経験をふせぐことができます。
フードドライヤーのデメリットとして、五千円ほどの初期費用が必要です。
たこの足を乾燥している様子【 写真あり 】
生たこでなく、蒸しだこを用意します。たこの干物をそのまま食べる予定のかたは、生食用のたこを買いましょう。
たこの足をほそく切ります。まるまる一本を干物にしてもいいのですが、乾燥させるのに膨大な時間がかかります。
フードドライヤーのトレイに切ったたこの足を並べる。ここで、たこの足に日本酒やウォッカをふりかけておくと、香りがよくなり、消毒にもなる。
たこの足をのせたトレイをフードドライヤーに置く。
フードドライヤーのフタをして、スイッチオン。40℃で8時間、たこの足を乾燥させる。
ハイッ、8時間後のたこの足はこちら。
もってみると表面はカチカチ、ヘニャっとはならずピンっとたこ足はたつ。たこの足をおすと、内部は硬めのグミのような感触。
このまま少し火で炙ってやれば噛み応えのあるツマミになる。たこの足の干物をシガシガと噛んでいるとほのかに甘く、海水を煮詰めたような塩っぽいお汁が滲みでる。ツマミは炙ったタコでいい。
たこの足の干物をつかった料理レシピ【 写真あり 】
たこ飯
たこ飯材料(1~2人前)
- たこ足の干物:適量
- 米:1合
- 水:200cc
- 乾燥昆布:適量
- 醤油:大さじ1
- ショウガ:適量
たこ飯の調理工程
- たこの足の干物と昆布を一緒に水につける
- 炊飯器に米とたこの足、水、醤油、ショウガをいれる
- 炊き上がれば、たこの干物を細かくきり蒸す
- たこ飯のできあがり
たこ飯の作り方【 写真あり 】
たこ足の干物と昆布と水をボウルにいれる。たこの干物と昆布の量をふやせば濃い出汁をとることができる。
3時間から半日ほど放置しておく。
炊飯器に米1合をいれ、昆布をのぞき、たこの足の干物と水も炊飯器にいれる。
香りづけに醤油とショウガをいれる。日本酒やみりん、めんつゆをいれてもよい。たこの旨味をシンプルに味わいたいときは、調味料をいれなくてもよい。
ショウガは、たこの足との相性がよく、たこ飯の香りがよくなる。皮つきのままいれたほうがショウガの香りがよい。ショウガの皮が気になる人は皮をむいてもよい。
あとは炊飯器のボタンをポチッとおし、炊飯器が米を炊きあげてくれるのを待つ。
炊飯器が炊きあがりを教えてくれたら、炊飯器のフタをあけ、生たこのようにもどった干物とショウガをとりだす。ショウガは細く切り、たこ飯のうえに飾ってもよい。
たこ足の干物をお好みの大きさに切り、炊飯器にもどす。
たこ足の干物とご飯をまぜ、炊飯器のフタをしめ10分ほど蒸らす。
茶碗にたこ飯をもりつけ、ネギやゴマをふりいただく。
たこの味を凝縮した干物からでた旨味をたっぷりとすった米。ひとつぶひとつぶにタコの旨味がしみこみ、タコの皮のようにほんのりと赤くなった米。
グニッとしたしっかりとした歯ごたえのタコをかみかみし、はふはふと米と一緒に食べる。生たこで作るよりも、おくゆかしい旨味、甘味、滋味がある、たこ飯となっている。
たこの干物で出汁をとり、あとは炊飯器まかせで作る、たこ飯。かんたんに出来るのにできあがりは、生たこを使うよりもうまし。
冷めてもおいしいので、おにぎりや弁当にも重宝する。
たこの干物パスタ
たこの干物を食べやすい大きさに切る。かなり硬いので怪我をしないように気をつけてください。
たこの干物をワインや日本酒に1時間ほど漬けておく。
ニンニクと唐辛子を炒め、ニンニクの香りがでてきたら酒に漬けこんだたこの干物をいれる。
ここで漬けこんだ酒をいれ、乳化させ、パスタをいれると、オイル風のたこパスタができる。しあげにパセリやバジルをふるとよい。
たこの干物を漬けこんでおいた酒とトマトジュースをフライパンにいれる。トマトジュースの水分が飛び、トロッとしてきたら生パスタをいれ混ぜあわせる。
トマトソースのたこパスタのできあがり。
生パスタのぷりっと感に負けない、たこのプリッと感。たこの旨味が、たっぷりとトマトソースにしみだしている。たことニンニク、唐辛子と最小限の材料で、こじゃれたレストランテで提供されるような味のパスタを作ることができる。
たこの干物を家で作った感想【 まとめ 】
生食用のたこを買い、てごろな大きさに切り、フードドライヤーにいれるだけで、かんたんに干物を作ることができました。
すこし炙ってから食べればオツマミになり、ご飯と一緒に炊いてやると生たこで作るたこ飯よりおいしくなり、いつものパスタレシピにいれるとワンランク上のパスタを作ることができます。
たこの干物は買うと高いのですが、自宅で作れば、たこの代金と少しだけのお金で干物を堪能できるのです。
干物ですので、生より長期間保存できます。
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