日本酒とローズマリーで化粧水を作り、10年ちかく使った感想を書いている記事です。
飲んで楽しむための日本酒を化粧水に使うのは罪悪感がありますが、お安く大量に化粧水を作ることができます。化粧水はケチケチぬらない、バシャバシャ使う、これが肌を守る決め手ですゾ。
わたしは40代の男です。30代でお肌の曲がり角、いや、肌の劣化の急降下を感じました、まじヤバかった。慌てて化粧水をいろいろ試し、日本酒の化粧水の自作に辿りつき、肌の劣化は現在、肌前線異常なしであります。
- 安い化粧水を探している
- おっさんが使っても効果があり、恥ずかしくない化粧水を知りたい
そんなかたに向け、日本酒化粧水の作り方を書いています。
日本酒化粧水の作り方
化粧水の作り方はとてもかんたん、日本酒を容器にいれ、ローズマリーを葉と茎ごと漬けこむだけです。
日本酒化粧水にどうやって辿りついたかというとですね。30歳になるまで、ヒゲ剃り後のローションとサクセスをペトペトするだけだったんですよ。体はノーメンテナンスでした。
ある日、オヘソと首まわり、目のまわりのシワシワ感、それが90歳で死んだお爺ちゃんとそっくりやん。と気づいたのですよ。こりゃイカん。と、化粧水をいろいろと試した結果、価格が安く、大容量でたっぷりと使える日本酒化粧水の自作にたどりついたのです。
日本酒を使うアイディアは、日本酒特集の本で、舞妓さんが宴会でのこった日本酒を首すじに塗っていたので、絹のよう滑らかでしっとりと綺麗だったという文章を読み、日本酒を使うことを決めました。
ローズマリーを漬けるのは、たしかクレオパトラがローズマリーの精油をつかっていたという話を読み、ローズマリーを漬けることを決めました。
クレオパトラ、マリーアントワネット、小野小町が使っていた。と言われるとありがたさが三倍になる気がしませんか。
精製水やグリセリンも試しましたが、最終的に、日本酒にローズマリーをぶち込むという野蛮で原始的で、ラクチンな方法に落ち着きました。
話が長くなりましたね、日本酒化粧水を10年つかっている、アラフォーの体になります。一生懸命おなかを凹ましている涙ぐましい努力をしています。
肌はガサガサしておらず、肌を手で叩くと、ペチョっと叩いたお手手にくっつく状態です。日本酒化粧水は顔と体ぜんたいに使えます。顔を見せろ?ご勘弁ください。
日本酒化粧水に使う日本酒の選び方
化粧水につかう日本酒は、米と米こうじだけで作られている日本酒を使っています。そしてできるだけ、お手頃価格の日本酒を選ぶこと、それが一番大事。
醸造アルコールだけであればいいのですが、糖類や酸味料がはいってるお酒は避けるとよいでしょう。ベトベトになりました。あとなんかヌルとしった香りがします。
あっ醸造アルコールをいれてるから、ダメな日本酒といっているわけではありませんよ。化粧水として使うとベチャつくだけです。
日本酒を容器にいれ、ローズマリーをいれて、2週間ほど漬けこみ、色が茶色くなれば化粧水の完成です。
ローズマリーは苗を買ってきて栽培したり、乾燥ローズマリーを買いましょう。ローズマリーのエキスは何度も何度も抽出できます。2~3回は抽出できます。
苗から植えた、このデカくなったローズマリーを乾燥させ、日本酒に漬けこんでいます。恐らく死ぬまではローズマリーに困ることはない気がします。
日本酒化粧水の使い方
ローズマリーを漬け茶色くなった日本酒を、霧吹きスプレーにいれかえます。できれば細かく霧雨のような霧を噴出するスプレーを選ぶと、まんべんなく化粧水を体にふきつけることができます。
顔から、体全体にプシュプシュとふきかけ、体についた日本酒化粧水を伸ばしてやればOKでございます。
あとはですね、知らなかったのですが、化粧水だけではダメなんですって。知っていましたか、お客様。
まったく知りませんでした。乳液ってやつをぬり、化粧水の成分が抜けないようにしないとダメなんですよ。
そこで、乳液はナニがイイかというと、乳液は作ることもできないので、結論としては、乳液はたっぷり使うこと、それが一番大事です。
日本酒化粧水をぬったあとに、乳液をたっぷりコテコテとケーキのデコレーションのように塗ります。
これで日本酒化粧水の作り方、使い方は終わりです。あとは肌が潤いを回復し、蘇るのを待つだけです。
日本酒化粧水の保存方法
原料は日本酒なので、ローズマリーを漬け冷暗所に置いておけば、腐ることも悪くなったこともありません。
消費期限もあるのかもしれませんが、だいたい500mlを3ヶ月ほどで使いきっています。
変な匂いや、白いカビがはえたときは化粧水を使うのを中断してください。
日本酒化粧水の利点
日本酒化粧水をお風呂あがりに体に塗るのですが、日本酒化粧水を体に塗りつけると、ある日突然、体から黒い消しゴムのようなカスが肌についているのに気づくでしょう。
アカの貯水率がいっぱいになった合図になります。
そこで、サウナにいったり、アカスリをし、体表面のアカをとる時期だなと分かるのです。
アカスリもよいか悪いか議論はあるでしょうが、わたしはアカスリをします。ゴシゴシこすらずに、絹ごし豆腐を扱うようにゆっくりとアカスリをします。
上半身からは白いセメントのようなアカが、そして下半身からは、消しゴムのカスのような黒いアカがボロボロでます。とくにカカトのあたり、永久にアカが湧き出るのかと驚かされます。
アカスリをした日は、あえて化粧水をぬらず、肌断食をします。一連の作業をすると、肌が生きかえった気がするものです。
日本酒化粧水の注意点
まず日本酒化粧水は、日本酒です。車の運転をするときに日本酒化粧水をしていると飲酒運転になる可能性はあると思います。
飲んだらアウト、肌につけているとセーフになるのでしょうか。誰か答えを知っている人、ご教授ください。
車を運転するときは、ハトムギ化粧水を使っています。
つぎにパッチテスト。あなたのお肌に日本酒とローズマリーをホンのちょっとたらして、肌が荒れないか、赤くならいか、かゆくならないか、テストをする必要があります。
お酒をまったく飲めない人が、日本酒化粧水をしたら、エラいことになるような気がします。まずは少量からお試しくださいね。
ほんと、アルコールやローズマリーなど刺激的なやつで作る化粧水なので、副作用だけはご注意ください。ムリして使っても、肌が荒れるだけです。
日本酒化粧水を10年使った感想【 まとめ 】
化粧水の作り方はとてもシンプル、日本酒にローズマリーをいれるだけ。それだけで、劣化するしかなかった男の肌の劣化がとまりました。
日本酒は米と米こうじだけの日本酒を使う、ちょっと肌にたらして悪さをしないかチェックする。これさえ守れば、お手頃価格で大量の化粧水をつかえます。
また化粧水だけではダメで、乳液は必ず使いましょう。化粧水をぬり、ぽろぽろとアカがでてきたら、アカスリをしましょう。
とりもどせ、20代、いや、30代、いや年相応の肌年齢。
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