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伊勢海老の干物のレシピ・作り方【 フードドライヤー使用 】ギュッと濃縮された味噌・身にうっとり

フードドライヤー料理

伊勢海老の半身をフードドライヤーで干物にするレシピ・作り方を書いています。

干物にした伊勢海老。その味噌・身は生で食べるよりも、旨みがギュッと濃縮されていました。伊勢海老を焼いたときに垂れるおツユ。あれをギュッとそのまま濃縮する効果。

伊勢海老の干物は、プリンッとした食感ではなく、干物どくとくの硬さがあり、噛んでいると、じゅわりと旨みが。

また食べたあとの伊勢海老の殻を煮るだけで、極上の出汁がとれます。伊勢海老が丸々はいっているかのような出汁、最高です。

海老は死して殻を残す。

フードドライヤーとは、食材をいれ、ボタンをポチッと押せば食材を部屋のなかで乾燥させてくれる調理器具です。雨に濡れたり、猫・鳥被害にあいません。お高い伊勢海老を安心安全に干物にできます。

フードドライヤーで伊勢海老を干物にする

フードドライヤーにいれることができる大きさの伊勢海老を用意します。小さい伊勢海老はお値段もそこそこ、お財布にやさしい。

半身の伊勢海老が、乾燥がはやく干物にしあげられます。丸々の伊勢海老は、まるで赤い甲冑のような殻に包まれており、干物になりにくいです。怪我をしないように伊勢海老を半分に割りましょう。

フードドライヤーに半身の伊勢海老をいれ、フタをしめます。

スイッチをON。35℃で24時間。ゆっくり、じっくり低温で乾燥させたほうが、おいしくなる”気”がします。

24時間後。伊勢海老をとりだします。黄色だった味噌は、陶器のような黒色になっていますね。伊勢海老の殻も水分がぬけ、セミの殻のように軽くなりモロイです。伊勢海老の身は、生のときと比べると半分ほどに縮み、すこし焼かれたようにうっすらと薄茶色になっています。

でかく水分のおおい伊勢海老もフードドライヤーであれば、きれいに干物にすることができました。

伊勢海老の干物を焼く

炭をおこし、七輪にいれます。炭の火力は弱火がよいように思います。強すぎると乾燥した身の内部まで火が通りにくいです。

伊勢海老の半身はひっくり返すこともできません。味噌が炭に落ちてしまいますからね。

内部にまで火をとおすために、七輪にピタッとあう耐火性のあるフタをかぶせましょう。100均のステンレスボウルなどもよいでしょう。しかし、アツアツHOTになるので火傷にはご注意くださいね。

伊勢海老の甲羅が焼け、焦げ、芳ばしい香りがしてきたら、かぱりとフタをあけましょう。

じゅくじゅくと濃密で甘く、ぷ~んと焼き焦げ香ばしい味噌。旨みをギュッと濃縮したひきしまった身。火傷に注意しながら、身をとりパクリ。ぷりっとした食感はありません。スルメのような身を噛んでいると、塩、甘味、旨みが繊維1本1本から滾々と湧きでてきます。

身だけでも食べてもいいのですがね、じゅくじゅくいってる味噌に身をひたしパクリ。エビの風味、甘味、旨みが凝縮された味噌が、ジャムのようにトロりとねばつく。口のなかで伊勢海老の旨味が跳ねた。

日本酒の冷、白ワイン、シャンパン。これは日本料理なのか西洋料理なのか、お客様を仰天させる一品。

伊勢海老の干物で出汁をとること

食べおわった伊勢海老の殻をかるく炒めます。

鍋に水をいれ、昆布もいれ中火にかけ、プツプツと小さい泡がでてきたら昆布をひきあげましょう。

たっぷりの日本酒をいれ、中火で5分ほど煮ます。

乾煎りした伊勢海老の殻を鍋に投入。コトコトと弱火で煮ていると、伊勢海老がはいでたような香りが、鍋から漂ってくるでしょう。香りがしてくれば伊勢海老の出汁とり終了。

保温鍋にいれ、ゆっくりと出汁をとりました。

味噌汁

伊勢海老の出汁をお椀1杯分とり、鍋にいれ火にかけましょう。

お好みの味噌をとかします。

もうこれだけで、伊勢海老味噌汁の完成。なにも足す必要がないほど、完璧な丸い円のような味噌汁。

あつあつの味噌汁をズズーッとすすり、「はぁ」「ほぅ」「ふぅ」と声をあげるがよろし。

麺系

中華風スープには、オイスターソース。和風には、醤油。

あとは塩やコショウなどで味を調整。

伊勢海老の風味がある、する、香る出汁で麺を食べることができます。

袋麺

袋にかかれている量の出汁をフライパンにいれ沸騰させましょう。

乾麺をゆで、粉末スープをくわえます。伊勢海老の香りが跳ね、伊勢海老が穴に潜るように麺にエキスが染みこんでいくでしょう。粉末スープを全ていれると味が濃くなりすぎるかもしれません。粉末スープをいれる量は、調整してくださいね。

いつもの袋麺が、なんと豪華なものになったではございませぬか。伊勢海老の殻がまるで名古屋城のシャチホコ。

伊勢海老の干物を作った感想【 まとめ 】

伊勢海老の干物は、半身をつかい、フードドライヤーをつかえば、かんたんに作ることができました。

時間はかかりましたが、伊勢海老の干物はできます。

伊勢海老の味噌・身は、旨味がギュッと凝縮され、伊勢海老の旨味を丸々楽しめました。

伊勢海老を焼き、溶けた味噌に、身をつけて食べた味。それは料亭・レストランで提供されるお味。

伊勢海老の殻からは、極上の出汁をとることができ、味噌汁や麺につかえば、伊勢海老の風味が跳ねる味を楽しめました。

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