この記事は、天海のにがりを飲んだり、調理に利用したりした感想を書いています。
高知は室戸沖の海洋深層水からつくられた純なにがりです。
天海のにがりを利用してかんじたこと、鶏むね肉がマッチョな食感になる。
ごはんが冷めてもむっちりしている。
軟水の水が硬質の水になり本格的なパスタや中華麺をつくれる。
以上三点はしっかりと感じられました。
にがりと豆乳があれば、豆腐も一応つくれます。
また、本格的なパンを作れる、野菜が煮崩れない効果もあるといわれています。
しかし、そちらはいまいちぴんっときませんでした。
天海のにがりは、マグネシウムが豊富です。けれども、にがりだけを毎日飲んでいても、それだけで健康になるというものではないと思いました。
天海のにがりの賞味期限は二年ほどでした。常温保存可能な調味料です。
海洋深層水100%「天海のにがり」天海のにがりの味
甘味のにがりは、しぼりだしやすい注ぎ口です。
ちょっと力をいれて容器を押すと、ぴゅっと少量のにがりが飛びだします。
キャップにメモリがいれられています。わざわざ小さじなどで量る必要はありません。
ただ、10のメモリもほしいと思いました。
さて、にがりは、ストレートでも飲めます。けれども、おいしいとは思いませんでした。
汚染されていない海水を30倍の水でうすめたような味です。
塩からくはありませんが、なにかしらの鉱物的な刺激が舌のうえをころがります。
そして、エグ味がひかえめな苦味が舌にのこります。
ストレートでも飲めないことはありませんが、おいしいものではないと思いました。
水道水に混ぜて飲みました。
山肌で濾過されたような味わいになります。鉱物的なミネラルがひろがっています。
山の旨味に、海の塩をひとつまみ混ぜこんだような味わいです。
硬質のミネラルウォーターを飲みなれているかたには違和感のないお味だと思います。
天海のにがりを味噌汁にいれて飲んでみました。
違和感は、まったくありませんね。すこし味わいがハードな印象になっているような気がするだけです。
ただ、海藻の旨味がましている、そのような印象もうけました。
海洋深層水100%「天海のにがり」天海のにがりをつかい感じた効果
鶏むね肉と天海のにがり
鶏むね肉500gがつかる水に天海のにがりを20ccをくわえ1日ほど冷蔵庫でつけこみました。
そして、鶏むね肉をゆでました。
そして、できあがった鶏むね肉がこちらです。
細胞の枠組みが、ふくらんだように、ぱっつん、ぱっつんな食感になりました。
歯がはいりこむすきまがないほどに、むっちりとひきしまっている、そんな食感です。
鶏むね肉の食感は、パサパサだとよくいわれます。天海のにがりにつけこんだ鶏むね肉は、マッチョな食感です。
にがりの量、つけこむ時間によっては、調味料をつけずにそのまま食べるとすこし苦いと感じるときもありました。
鶏むね肉を調味料につけこみ、最後に天海のにがりをひとふり。
調味料がしっかりと肉のなかにしみこみ、味わいの濃く深い唐揚げをつくれます。
さらに、肉質もマッチョで噛みごたえありな唐揚げです。
ご飯と天海のにがり
ご飯を炊くときに、天海のにがりをちょいとくわえてやります。
そして、いつもどおりに炊きあげます。
炊きたてです。米ひとつぶひとつぶが、張りきりみずみずしくなっているように感じました。
甘くなった、美味くなった、それは感じませんでした。また、にがりをいれるマイナス要素も感じませんでした。
おにぎりに。
しっかりと米と米がくっつきます。
そして、しばらく置いてから気づいたのです。ご飯が冷めてもパサパサになっておらずに、リキリキと光っていると。
冷めてもつやつやと米は輝き、ご飯が冷めてくると、にがりの苦味が、白米の自然な甘味をひきだしているように感じました。
単純に美味しいご飯だなと思いました。
チャーハンも、すこしだけいつもよりパラりとしているような気がします。
天海のにがりをいれ炊きあげたご飯を酢飯にしました。
すし素人がつくったにしては、形が崩れにくい上塩梅なシャリをつくれました。
酢と砂糖、白米の味わいのバランスをにがりが精妙にとりもっています。
天海のにがり、いい仕事しています。
玄米もふっくらとしているように感じました。
そして、玄米がもつ玄妙な滋味と自然な甘味がつよくなっているように思いました。
海洋深層水100%「天海のにがり」天海のにがりで本格的な生パスタと中華麺をつくれる
パスタの本場イタリアの水のほとんどは硬水です。
日本の水のほとんどは軟水です。その軟水の水を硬水の水へ、天海のにがりがかえてくれます。
水の性質を変化させる魔術のつかいかたは簡単。天海のにがりを水にくわえるだけです。
天海のにがりをくわえて作った生パスタは、軟水でつくったものよりも、みっちりとしています。
グルテンの結合が強固になり、歯ごたえがましているように感じました。
つぎに中華麺です。こちらは、天海のにがりをくわえることで、かんすいをいれたような食感になります。
中華麺にある、跳ねるような独特な食感を天海のにがりがつくりだしてくれます。
天海のにがりがあれば、かんすいを用意する必要がないのです。
さらに付けくわえるなら、かんすいをいれたときに感じられる独特の匂いがありません。かんすいの匂いが苦手なひとは、天海のにがりをくわえてみましょう。
豆腐を一応つくれる
豆乳とにがりがあれば、豆腐をかんたんに作れる、と書かれている記事があります。
そんなに豆腐づくりは、かんたんではないと思いました。
豆乳はまず無調整をえらびます。そして、豆腐の大きさは1つ100mlほどにしておきましょう。
バケツで豆腐をつくる、むずかしいと思います。
そして、豆乳100mlにたいし、にがり1mlと書かれている記事がおおいです。
天海のにがりは、豆乳100mlにたいして、5mlほどいれると固まりました。
できた豆腐は、にがくありませんでした。しっかりと豆腐です。
電子レンジで調理するよりは、蒸す、もしくは湯せんのほうが固まりやすいです。
豆腐がない、買い物にいけない、そんなときに覚えておくとよい調理方法だと思います。
つくってわかる豆腐をつくる苦労。そして、豆腐の安さ。
効果を感じなかった天海のにがりの使用法
パンと天海のにがり
天海のにがりで水を硬質にし、ふくまれているマグネシウムはパンをふっくらとしあげる効果があるそうです。
パンづくりの技術が未熟なわたしです。
天海のにがりの効果はたしかめられず。苦くなった、ふくらまない、そんな悪い影響はありませんでした。
野菜と天海のにがり
野菜を煮るときに、天海のにがりをくわえると煮崩れしにくいそうです。
あまり野菜が煮崩れることがなく、効果はわかりません。
ただ、天海のにがりをくわえて煮ることで、野菜がもつ滋味が強く厚く濃くなっているように感じました。
天海のにがりをつかった感想【まとめ】
天海のにがりは、料理の味わいや風味をこわしません、少量であれば。
天海のにがりをいれた効果を感じられた調理方法は3つ。
鶏むね肉がマッチョになる、冷めても美味しいご飯になる、生パスタと中華料理が本場の味にちかづくです。
3つの効果を実感したいひとには、天海のにがりオススメです。
そして、豆乳があれば豆腐もつくれます。
マグネシウムが不足しているひとにもオススメです。
ストレートで飲むのはきびしいですが、水で割れば硬水のミネラルウォーターのような味わいになります。
手軽にマグネシウムを摂取できます。けれども、天海のにがりを飲みすぎては体調をくずすおそれもあります。そこはご注意ください。
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