POLIAKOVを飲んだ感想を書いています。
おフランス産のウォッカです。
もっともウォッカ界の底値群に位置するウォッカです。
チープなウォッカにありがちな、よどんだような嫌な匂いはありません。
真っ当なウォッカです。
POLIAKOVを飲んだ感想
ストレート

純水のような透明度。さらりとグラスのフチを流れ落ちる粘度です。
ウイキョウやディルなど、爽やかと苦味をふくんだハーブの香りがあります。
しっかりとハーブの香りを実感できるウォッカはめずらしいです。
口あたりはツンツンと刺激的ではなく、うすいオブラードでくるんだようにマイルド。
香りや風味が、口のなかで花ひらく、ことはありません。
飲みおわった瞬間、ちくりとした微小な苦味と酸味があります。黒胡椒系のスパイスによく似た刺激的なビター感です。
飾り気がすくない、調和がとれているウォッカです。
ロック

透明な氷のてっぺんにPOLIAKOVを流しいれました。
ほとんど感じることのなかった香りが、ますます収斂しています。
きめこまかい清涼さが、口のなかを微風のようにそよぎ胃に落ちていきます。
冷凍

瓶ごと冷凍庫にいれておきました。ウォッカはアルコール度数がたかいので、シャリシャリにはなりません。
ガブ飲むできるほどに磨ぎすまされた絶対零度的にシャープ。
すこし粘度がまし、ふわりと口のなかを滑りおちていきます。常温やロックで飲むよりも、はるかに飲みやすくなります。
ゆるやかに、レモンの皮をすこし加えたような酸味もありました。
ウヰルキンソン・ウォッカをカクテルにして飲んだ感想
- ウォッカマティーニ
- ゴッドマーザー
- シルバーウイング
- スレッジハンマー
- バラライカ
- モスコミュール
ウォッカマティーニ

- ウォッカ:50cc
- ドライベルモット:10cc
- オリーブ:1個
世界でもっとも有名なスパイのひとりが映画のなかで飲んだレシピ。
シナモンによく似たスパイスの甘めの香りの粒子が舞っています。
口あたりはタキシードを着込んだスパイのように端正にシャープ。
甘い香りのおかげで、口にふくんだ瞬間、くっきりと淡麗な風味を実感できます。
ゴッドマザー

- ウォッカ:40cc
- アマレット:10cc
アマレットの杏仁豆腐によく似た柔らかい甘い香りが、ふくらんでします。
口あたりもソフトになっている、さらに辛口のウォッカのおかげで、アマレットの甘味がふくよかに広がっています。
恋人の逢瀬のように親密さ。
でかい氷の作り方はコチラ。
スレッジハンマー

- ウォッカ:50cc
- ライム:1/2個
- シュガシロップ:適量(お好みでいれる)
強烈なインパクトがある、まさにハンマーで殴られたときのような衝撃があるので、その名がつけられたカクテルです。
飲んだ印象は、このハンマーはかるいです。ライムの酸味がまろやかで、空中遊泳しているように軽妙な味わい。
異様に飲みやすくソフトな口あたりですが、アルコール度数は高いので飲みすぎ注意です。
バラライカ

- ウォッカ:40cc
- ホワイトキュラソー:10cc
- レモン果汁:10cc
すべての材料を氷をいれたシェイカーにいれシェイクします。
すこぶる爽やかに飲みやすいカクテルです。
甘さと酸味のバランスが素敵です。
モスコミュール

- ウォッカ:40cc
- ライム1/2個
- ジンジャエール:適量
手加減をしない辛口のモスコミュールを堪能できます。
POLIAKOVをジンジャーエールにくわえることで、辛さ2割ほどましているような気がします。
爽快、という一点にかぎっていえばビールをしのぐカクテルです。
ルシアンコーク

- ウォッカ:40cc
- コーク:適量
アルコールには、単品で味わうと感じられないコクと旨味があります。
そのコクと旨味を如実に感じとれるコークとの組みあわせ。
まるでクラフトしたかのように旨味に奥行きがうまれ、グローブをくわえたような香りがたちあがっています。
POLIAKOVを飲んだ感想【 まとめ 】
POLIAKOVは、あえかにハーブの香りを感じとれるウォッカです。
ウォッカ界の底値に鎮座するおフランス産のウォッカです。
やすいウォッカにありがちな、安物臭い匂いはなし。
清潔で飲みやすいウォッカでした。
コメント