この記事は、辛口のレトルトカレー3種を食べくらべた感想を書いている記事です。
食べたレトルトカレーは、『ハバネロスパイシーカレー』『激カレー(辛口)』『血の池地獄カレー』 です。
辛いとかんじた順番に食べた感想を書いています。
お値段は400~600円ほどで買えるレトルトカレーです。
辛いカレーを手軽に食べたいひとの参考になれば幸いです。
書いた人間は、辛い料理を苦手とします。
ハバネロスパイシーカレー
荒いカプサイシンの粒子が飛びまわっています。
皮膚のよわいひとは、見るだけで痛いとかんじるほどです。網膜や鼻の粘液が、むずむずしました。
クミンやウコンなどの香りもあります。日本のカレーというよりも、東南アジアなどのカレーにちかいです。
具はほとんどありません。かすかに、タマネギのような食感がありました。
シャバシャバに見えることでしょう。けれども、食べるとジャリジャリしています。
乾燥とうがらしの皮を噛んだときの食感によく似ています。
即効性の辛さが、舌と歯、のどに、がつんとやってきました。
ツーンと純粋な辛さです。とぎすまされた刃のようにするどい辛さ。
辛さの中に旨味と香りがある、と書かれています。辛さの殻におおわれ、わかりません。
頭皮の中心が、ずしんと熱くなり、ねばっこい汗がふきでました。
しばらくたつと、シビレルような刺激もかんじました。コショウや花椒のような刺激です。
辛すぎて、体温がさがる、それほどの辛さです。
食べつづけていると、麻酔をうたれたように口のなかの感覚がなくなります。
その状態で、白いご飯を食べると、なんと甘いのだろうと感動します。
ハバネロスパイシーカレーを食べたあとに、ほかの食べ物を食べると、その食べ物がもつ本質をつかむことができるのです。
辛いカレーが得意なかたは、ぜひ挑戦してください。辛いカレーが苦手なかたは。
オリエンタル 激カレー (辛口)
日本の王道的なカレーの香りがします。
ビーフとタマネギ、カレー粉でつくるキャンプや調理実習でおなじみの香りです。
ニンニクの風味がよい仕事をしています。
さらにバターかブイヨンをくわえているのか、香りはふくよかです。プロが提供するように、重厚な香りです。
スパイスがついています。
ガラムマサラによく似た香りです。八角をいれていない、五香粉のようだと思いました。
牛すじと牛すねを煮つめたような濃く厚い風味。トロリとした口あたり。
すぐに辛くなることはありません。じわじわと辛くなります。
牛の旨味にかくれて、忍者のようにしのんだ香りが、紙に水をたらしたように口のなかに浸透してきます。
唐辛子をかじると、辛さにスパートがかかります。唐辛子の種のような食感もありました。
瞬間的な辛さではなく、食べおわったあとも尾をひきます。体のなかからポカポカしてきます。
常識的な辛さのレトルトカレーです。
血の池地獄カレー
見ためのインパクトは強いです。
まさに、血の池のように赤いです。けれども、ふつうに食べられる辛さでした。
具はいちばん大きく、たっぷりとはいっていました。
やわらかく煮こまれた牛のスネ肉やスジ肉がはいっています。
牛のフォンの風味がつよいです。赤色はとうがらしというよりも、トマトなのかもしれません。
牛と野菜の旨味をしっかりとかんじとれる、おいしく食べられる激辛カレーです。
ただ、たまにとうがらしの小さい皮が浮かべられています。それを噛むとチクリとした辛さをかんじます。
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