コストコで売っている【カークランドシグネチャー サングリア 1500ml】を飲んだ感想を書いています。
1,000円で1500mlの大容量のサングリア、さすがコストコと言いたくなる大容量で低価格。
サングリアは、スッとくせのない味です。そこで、アルコール度数の強いお酒をいれたり、酎ハイや炭酸水で割り楽しく飲みほしました。
なんといっても1500mlと大容量、さまざまな飲み方をためし、あなた好みの飲み方を見つけましょう。
サングリアの特徴
ボトルは日本酒の一合瓶なみの大きさです。ワインのラベルはモザイクアートになっており、全体的にポップな印象をうけます。
背面ラベルを読んでみます。スペインで作られているようですね。本来のサングリアはワインに果物を漬けて作りますが、コストコのサングリアは乳酸と香料で風味を漬けているようです。酸化防止剤もはいっています。
「果物がはいってなきゃイヤ」「酸化防止剤は体に悪そう」とお考えのかたには、残念ながらコストコサングリはおすすめできません。酸化防止剤はそこまで悪いものじゃないそうですよ。
コストコサングリアのアルコール度数は6%。ふつうのワインよりアルコール度数がひくいです。「アルコール度数がひくいなら、アルコール度数の高いお酒を足せばいいじゃない」と、アントワネット思考を持ちだします。
フタもモザイクアートになっており、コルクではありません、キュッと回せばあけられます。コルク抜きは必要ないです。
サングリアの詳細
最高級のブドウ、地中海のスパイス、スペインの天然バレンシアオレンジエッセンスからつくられたとても飲みやすくておいしいサングリアです。 スペインの素敵な夏を表現しています。 お気に入りのフルーツなどを混ぜてカクテルを作ったり、冬には温めてホットサングリアでもどうぞ。
引用元:コストコ
公式も混ぜてカクテルを作るといいと書いているので、色々な飲み方を試した感想を書いていきます。
サングリアをストレート・ロックで飲んだ感想
ストレート
サングリはすこし儚げな薄い真紅色。鼻をグラスに近づけると、ほのかにブドウジュースのような若い香りがする。
ひとくちサングリアを口にふくんでみる。スルっと清流のように流れこむ。サラっとしている赤い流動体は口にひっかかることはなかい。飲み終わると、シナモンのような芳しい香りがフッと鼻にぬける。飲み終わったあとの口のなかには何の余韻も残らなかった。ただただ、アンダルシアの風が口を吹きぬけていく。
言いかえると、味は平坦、平凡、発酵していない渋みも風味もないブドウジュース。さらに、お菓子などと一緒に食べると問題ないのだが、サラダや魚、肉などきちんとした料理と食べるとサングリアも料理もおいしくなかった。
サングリアの味はアルコールがはいったブドウジュース。
サングリアはひじょうに飲みやすい味となっており、アルコール飲料が苦手な人にオススメできる。
赤ワインのような渋みや風味をもとめる人にはオススメできない。
「安けりゃいいんだよ。アルコールは自分で添加するよ」という私タイプの人には、む~ちょオススメできる。1500mlで1,000円、たいへん納得できる味だった。
ロック
丸い氷のまわりに、ただよう薄紅色したサングリア。
液体は冷え、キリッとひきしまり、さらにサングリアは飲みやすくなっている。
マラトンの戦いの勝利を伝えた伝令に飲ましてやると、あまりの飲みやすさ、冷たさに驚き、生きかえるだろう。
サングリア 試した飲み方
- ブランデー
- レモンサワーの素
- アンゴスチュラビターズ
- ウイスキー
- ホワイトリカー
- チンザノ
- レモン・ライム
- 酎ハイ
- 炭酸水
- ワインクーラー
ブランデー
ブランデーとサングリアを1:3で割る。
濃くドロっとした琥珀色のブランデーをグラスにまず注ぐ、そこへサングリアを注ぎいれるとアルコール度数の低いサングリアの液体は、ブランデーの中を下に潜り、やがて上に昇り、ブランデーの芳醇な香り、熟成した濃厚な匂いをまきあげる。
一口飲んでみると、赤ワインの濃いフルボディーのようなどっぷりした安定感と風味がある。ブランデーの香りや風味、旨味はそのままにアルコール度数だけをさげた飲み物ができた。
ブランデー割りは、サングリアをおいしく飲むことができ、ブランデーを長く楽しむことができる。
レモンサワーの素
レモンサワーの素とサングリアを1:3で割る。すこし氷もいれ、炭酸水をあふれないようにそそぐ。
レモンサワーの素をいれると、レモンの酸味とサングリアの甘味のバランスが丁度よく。カシスソーダーに近い味になっている。甘さと酸味のバランスがとれており、炭酸水のシュワシュワ感を楽しめる。
赤いはじける情熱のパッション。アルコールが弱い・苦手なかたにオススメしたい割り方となっている。
アンゴスチュラビターズ
お酒をあまり飲まないかたは、アンゴスチュラビターズがどのようなお酒か知らない人がおおいでしょう。アンゴスチュラビターズを1~2滴飲めば、たちどころに腹痛が治るといわれている。
お酒であり、お薬でもあるアンゴスチュラビターズ。お味は養命酒をグッと煮詰め、正露丸の匂いをややマロヤカにした香りがする飲み物だ。
グラスにアンゴスチュラビターズを1~2滴かける。サングリアをグラスにそそぐ。苦味ばしったアンゴスチュラビターズのおかげか、サングリアの見た目がキリッとしているようだ。
香りがまったくかわっている。10種類以上の薬草やスパイスを調合された香りになっている。均一だった香りが、ちょっとやそっとでは含まれている薬草・スパイスを確認できない複雑な香りになっている。アンゴスチュラビターズは1~2滴でお酒の香りと風味を激変させる力を持っているのだなと再認識させられた。
クイっとグラスをかたむけると、能面、のっぺり、A-cupだったサングリアの味が、般若のように激しく、はっきりくっきりし、ボンキュボンのグラマラスのボディーといった味になっている。
サングリアの風味をよくしたいなら、アンゴスチュラビターズを1~2滴ふりかけるべし。
ウイスキー
ウイスキーとサングリアを1:3で割る。
ブランデー割りが高貴な貴族とすれば、ウイスキー割りは粗暴な野武士といった印象だ。
田舎臭く、どこか、ムワっと麦と葡萄の匂いがなつかしい田舎を思いださせる香りとなっている。
なぜかサングリアが発酵し、酢になったような酸味を感じた。食後にチョコを食べながら、楽しむのにもってこといの割り方となっている。
ホワイトリカー
果実をつけこむ時間を待てない、そんなあなたにオススメしたいホワイトリカー割り。
アルコール度数を調整し、チョロっとサングリアをいれてやると、アルコール度数の高いブドウジュースのようなワインができる。
ホワイトリカーはくせがなく、サングリアの味をまったくそこねない。
チンザノ
白ワインをベースに、いろいろな薬草や香辛料を漬けこみ造るお酒チンザノ。
チンザノとサングリアを1:2で割り、オリーブをひとつ、ポチョんといれる。
これは、アルコール度数の低くなったチンザノだ。風味も味もそのままに、色が赤くなっただけのチンダノだ。チンザノ好きにはおすすめする飲み方となっている。
赤いチンザノで割れば、ますます色も一緒なので、なにを飲んでいるかわからなくなるだろう。
レモン・ライム
サングリアにレモン・ライムをちゅっと搾って飲む。
レモン果汁いりは酸味がきいており、ガツンと暴力的にすっぱい。レモン果汁をいれるときは、少な目に。
ライム果汁いりは、ほどよいライム皮の香りのような苦さ、ほどよい酸味のサングリアになっている。氷をいれるとキリッとひえ飲みやすくなる。スペインのリゾートビーチで乾杯としたくなるカクテルだ。
レモンよりライムのほうがおいしかった。
酎ハイ
2~3cmほどのサングリアをグラスにそそぎ、ひやした酎ハイをゆっくり注ぎいれる。
黄色のグレープフルーツとサングリアがまざり、透明感のある赤色になった。グレープフルーツの爽やかな香りと少し甘いブドウの香りがする。
炭酸が軽くハジけ、口当たりも優しい。グレープフルーツの爽やかな風味に、サングリアの香辛料シナモンのほどよい風味があとをひく。
グレープフルーツ酎ハイだけでは、けっして味わうことができない甘味と風味を楽しめる。
サングリアをちょっと酎ハイに足すと、味に奥行がでて、香りが豊かになる。ストロング系や氷結などいろいろな酎ハイとあいそうだ。酎ハイにサングリアのちょい足し、オススメであ~る。
炭酸水割り
サングリアを炭酸水を1:1で割る。
白ワインを炭酸水で割れば『スプリッツァー』
赤ワインを炭酸水で割れば『スプリッツァールージュ』
サングリアを炭酸水で割れば・・・・・・わかりませんでした。
ライムの果汁がきいており、シュワリと飲めるカクテル。ほんとクセがなく、いくらでもグビグビ飲める。ゲップにはご注意を。
食事とサングリアはあまり相性がよくないと書いたが、炭酸水割りは、唐揚げやピザ、焼そば、お好み焼きなどコッテリした料理との相性はバッチリだ。レモンをいれるとハイボールの代用にもなる。
ワインクーラー
- サングリア:40cc
- ホワイトキュラソー:10cc
- 炭酸水:適量
ホワイトキュラソーというやや甘く香りのよいリキュールをサングリアにくわえ、炭酸水を注ぎいれる。
甘い香りが漂い、飲み口はふんわり優しく、甘い味が炭酸の泡にハジける。
オレンジやレモン、ライムなどの柑橘類をくわえたり、ホワイトキュラソーの種類をかえたり色々な味を楽しめる。あなた好みのワインクーラーを作ってみないかい。
サングリア 1500mlをさまざまな飲み方をした感想【まとめ】
大容量、低価格のサングリア 1500ml。味は平凡であと味にやや香辛料の香りがするアルコール飲料でした。
サングリアは、ストレートで飲むには、香りも風味もあまり魅力的なお酒ではありません。
平凡でクセのないサングリアだからこそ、いろいろなお酒と合わせるとケンカすることなく、主張することなく、いろいろなお酒とマリアージュするのです。
ブランデーの量を増やしたり、ハイボールの代わりに飲んだり、酎ハイをおいしくしたりと色々な飲み方ができるサングリアでした。
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