コストコの山頭火チャーシューを食べた感想を書いています。
まるで実店舗で作られた生感あふれるチャーシューをその場で真空パックにつめ、日本中のコストコに配達したようなチャーシューです。
味付けは濃すぎず、薄すぎず、炭水化物を食べたくなる精妙な味付け。
かるく五香紛をきかせており、日本人が食べやすいチャーシューでありながら、本格的な香りと風味でもあります。
豚肉をミンチにしてよせあつめたチャーシューたちとはちがい、山頭火のチャーシューは、ひとつひとつに指紋があります、生きています、躍動しています。
つぎに山頭火のチャーシューは、まるでレンガをふたつ並べたほどに大きいです。
食べ行っても、食べ行っても、茶色い山。一句ひねりだしたくなるほどの山脈をお手軽値段で愉しむことができます。
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山頭火チャーシュー

パッケージに書かれていたオススメの方法でチャーシューを切ります。

チャーシューの真ん中あたりを切り、二頭分にしました。
チャーシューを半分だけだし、それから切れば、チャーシューの残りはパッケージのなかに収納できます。

そして、ベーコンのように長くなるように切ります。
チャーシューの厚みは、お好みで。山頭火のチャーシューは、赤肉の部分はしっかりとしています。
けれども、かぎりなく透明にちかい白い脂身は、コラーゲンたっぷりの煮凝りのようにとぅるとぅるに柔らかいです。
ただ、豚の部位、その時々の豚の品質により食感がちがう可能性があります。一期一会の精神をふくんだ茶味あるチャーシューといえます。
冷蔵庫からだしたばかりの山頭火チャーシューは、しっかりと剛健です。
温めると、脂がゆるみ、やわらかい食感になります。すこし温めてから食べたほうが、食感が柔らかくなるだけでなく、馥郁たる香りがたちあがります。
醤油よりも、みりんや日本酒をたっぷりといれたつけ汁といった印象の香りです。
砂糖などの甘味もひかえめで、豚がもつ本来の自然で健やかな甘さをいかした絶妙な味つけです。
はじめのうちは、豚の鉄分たっぷりといいたくなる質実剛健な赤身の滋味。舌の熱でとけるような湿潤な豚の脂身。
ひとつのチャーシューのなかで、相反するふたつの食感があります。
食感が変化するおかげで、味わいが一辺倒で平坦にならずに変化にとみ、舌と歯をあきさせません。
豚本来の味をしっかりと堪能したあとに調味料の味わいはやってきます。
しっかりと芯まで味はしみわたっており、ダイレクトに味が濃いとは感じませんが、じわじわと味蕾に味わいがしみこんできます。
そして、「炭水化物が食べたい」と口中に木霊がひびきわたります。
そして、かすかに五香紛の香りがひめやかに舞います。五香紛でも、八角がひかえめで、クローブの香りがメインです。
かすかに、シナモンの奥ゆかしい味があり、ウイキョウの爽やかな苦味も含有されているように感じました。
本格的な味わいで、量もたっぷりとあり、好きなように切ることができ、さまざまな料理につかいやすい、たいへんお買い得なチャーシューだと思いました。
つづいて、山頭火チャーシューをつかった料理を紹介させてもらいます。
山頭火チャーシュー アレンジレシピ

アレンジレシピというには、なにかちがうかもしれませんが、ラーメンにトッピング。
山頭火チャーシューの味わいは、淡泊に分類されます。
いろいろな味のスープとあわせやすいように思いました。
また、スープの熱で脂身がゆるみ、スープにとけだし味を濃く厚くしています。

いつもの袋ラーメンですら、山頭火チャーシューがあれば、御馳走にはやがわり。
まるで空母が浮かんだような肉厚な存在感。

ラードをひかなくても、艶ある旨味をチャーハンにくわえることができます。
また、チャーシューの香辛料の香りがたちあがり、五香紛をいれずとも本格的なチャーハンの気配をただよわせます。

冷やし中華でいいよ。
山頭火チャーシューがあれば、その冷やし中華も心おどる見栄えになります。
麺だけではなく、山頭火チャーシューはキュウリと卵との相性もよいです。

ついでにきゅうりを切って、山頭火チャーシューも切って、香りのよいゴマ油をまわしかければ通で乙な一品になります。
お好みでゴマや辛味をふりかけて召しあがってください。

ゴマ油とニンニク、唐辛子につけこんだニラとあわせました。
ニラと刺激的な香りと、ニンニクと唐辛子のペペロンなコンビの風味が、山頭火チャーシューの潤味をひきたててくれます。

ふかふかのあのパンにはさむと、中華ハンバーガーになります。
お弁当などにもぴったりです。

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