コストコのラム切り落としを使ったパテを作り、ハンバーガーの作り方、食べた感想を書いています。
パテにするなら、牛より羊のほうがおいしいと思ったレシピです。旨味たっぷり、とろけるほど甘く、口の中でほろほろと消滅します。
ただし、ラム肉の切り落としは脂身がおおく、ミンチにする作業はとても大変です。苦労したぶん、おいしいラムパティを食べたとき苦労はむくわれたと、思わず涙ががこぼれそうでした。
ラムバーガーの調理工程
- ラム肉をミンチにする
- ラム肉をこね、丸める
- ラム肉を焼く
- パンに挟み、出来上がり
ラムバーガーの作り方【写真あり】
ラム肉をミンチにする
使ったラム肉はコストコの切り落とし。使うラム肉の量はお好みで。
ラム肉をミンサーに詰め込み、グリグリと回す。ミンサーがない人は包丁でトントンとミンチにしてやろう。2,000円ほどの商品で、普段であれば、かんたんにミンチにしてくれる調理器具なのだ。
普段であれば??そうクルクルと回していると、写真のようにラム肉がぽろぽろとミンチになって落ちてくるのだが、切り落としは脂身が多く、刃や穴にすぐにこびりつき、ミンチがでてこない。刃がたたないってね。HAHAHA
包丁でとんとんするのは、骨が折れそうだったので、写真の刃と穴をとり外す。
刃を外し、なんどもなんどもラム肉をミンサーにとおし、スクリュー部分でみじん切りにしてやる。
ラム肉を粗みじんにできた。ミンチにしている作業中に、うわっラムのいやぁな匂いがプンプンしてる。臭いパティができるんのではと不安になる。
粗みじんにしたラム肉、脂身がおおいので、赤より白がめだっており、マグロの中落ちのような色に見える。ラム肉の重量の1%の塩をボウルにいれる。
ラム肉をこね、丸める
めん棒を使い、突くようにラム肉をこねる。めん棒を使いラム肉をこねるのは、手の熱をラム肉に伝わらないようにするためだ。ソーセージやハンバーグを作るときに、手の熱を肉に伝えると、肉汁が逃げたり、肉がまとまらなかったりする。
ミンチは手でこねない。ミンチをまとめる料理がおいしくなるコツですぞ。
めん棒に肉がネチョっとへばりつく粘度になれば、いよいよパティの形にする。ハンバーグを作るように、肉を手にとり、右手、左手と交互に叩きつけ、空気を抜く。パティをキレイに作る調理器具にいれ、形を整える。
ラム肉を焼く
同じ日に作った牛のパティと並べてみると、ラム肉の白さがよく分かる。手前がラム肉のパティ。脂身が多そうなので、ここで登場するのが七輪。
炭火をおこし、轟轟と炎をあげさす。火力は最大。パティの表面が固まり、内部から脂がじわりと炭に落ちる。とたんに巻き起こる業火、すかさずパティがのった金網を七輪から外す、炭に水鉄砲で水をかける。焼く、金網を外す、水をかける。一瞬も目を離せない。
パティの両面に焦げ目をつければ、さっさと引き上げる。よぶんな脂が落ち、圧倒的火力で旨味を封じ込み、炭の香りに燻されたパティの出来上がりだ。
パンに挟み、出来上がり
焼きあがったパティを、バンズやパンに、挟んでやればラムバーガーの出来上がりダ。お好みの具材も挟み、あなた好みのオリジナルラムバーガーを作り、ガブっと食べてやろう。
コストコベーグルを半分に切り、マヨネーズを塗り、レタスをのせ、レタスのうえにラムパティをのせる。ラムパティが割れているのは、空気抜きがあまかったのと、ひっくり返すときに失敗したからだ。
チーズものせようか。ラムパティは甘いので、ピリっとした香辛料やマスタードをのせると味がひきしまるだろう。
ラムバーガーの出来上がりだ。あとは飲み物を用意し、手を汚しながら、かぶりつく。
炭火の焦げた匂いが、ラム独特の香りをおさえている。ミンチにするときに匂った嫌な香りがなくなっている。焼いたことによって、嫌な香りが化学反応をおこし、パティによい風味を与えている。臭い果物や干物が焼かれると、良い香りに変化する化学反応ですね。
すこし炙ったベーグルは歯ごたえがあり、ベーグルを食べたあとに、ラムパティを噛む。じゅわりと溢れだす肉汁、さらっと消えていく脂、鼻に抜ける炭とラムのあまい芳香。
噛んだパティは、ほろりとほどけベーグルの隙間にはいっていく。ラム肉の脂の旨味が染み込んだベーグルとチーズを一緒に咀嚼する。チーズが、ラム肉にはないコクと風味を与えてくれている。ラム肉だけでは甘すぎるところだが、ベーグルと一緒に食べるとバランスがとれる。レタスのシャッキと感が、口の中をさっぱりさせてくれる。
食の細い子どもが、ラムバーガーをぱくぱくと食べた。子ども用に辛い調味料や香辛料を使いませんでしが、ラムバーガーは、いろいろとアレンジできるでしょう。さらにおいしいラムバーガーを作ることができると思います。
候補としてピクルスやマスタード、タマネギ、パクチーなどもあいそうですね。
細切れラム肉を使ったハンバーガーを食べた感想【まとめ】
細切れラム肉をミンチにするのは大変でしたが、苦労した甲斐のあったラムバーガーを作ることができました。
牛肉にはない、香り、風味、脂の旨味をラムバーガーでは堪能できます。ラムパティはコッテリしているのかというと、コッテリはしておらず、あっさりしています。口の中で、パッと消えました。
ラムバーガーを、いくつでも食べれるのではと思いましたが、パンでお腹がぱんぱんに膨れました。
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