この記事は、チェコのビールのピルスナーウルケルを飲んだ感想を書いています。
ピルスナービールの原点にして、頂点のピルスナーウルケル。
ホップの苦味と香り、風味のほかの雑味を、いっさいがっさいを削ぎおとしたシンプルさ。つけくわえることのない完の璧なピルスナービール。
ホップの純な苦味、ドライとは、ピルスナーウルケルにこそピッタリな表現でしょう。ひとくち飲むと、グラスのなかのピルスナーウルケルが一気にごっそりとなくなります。
ピルスナーウルケルは、 ビールギフトセットについてきたグラスで飲みました。
おまけについてきたグラスは、チャチなんじゃないの、いえいえ、そのようなことはございませんよ。どっしりとした腰のすわった安定感のあるダルマのような見ため。透明なガラスなれど、しっかりとした堅牢さを感じさせられます。
グラスの持ち手は、ぴったりと握れます。手のでかい人は、3本か4本で持つことにはなるでしょう。飲み口はゆるやかなウェーブがあり、ガラス製品なのに、ガラス製品だというのにぬくもりを感じられます。
あとで書かせてもらいますが、ざっくばらんにピルスナーウルケルを、いや、その他のビールをグラスに注いでもキメ細かい泡がたつグラスでした。
チェコはビールとガラス製品で有名なお国。おまけといえどもいい仕事してますね。
ビールグラスとピルスナーウルケル8本がセットになっており、お値段なんと二千円ちょっと。ピルスナーウルケル好き、いや、ビール好きであれば買っても損をしません。
ピルスナーウルケルを飲んだ感想
裏面に書かれているとおりにピルスナーウルケルを注いでみました。ピルスナーウルケルの温度は書かれていません。冷蔵庫にいれ冷やしておきました。
氷水で冷やすのを忘れました。二度目は、氷水で冷やし注ぎなおしましたのでご安心を。
45度にかたむけます。これぐらいでしょうか、もうちょっとかたむけたほうがよいのでしょうか。
注ぎながら撮影するのは、きびしいです。すこしずつグラスをたてつつ、ビール缶をうえに持ちあげるイメージで注ぎいれました。
素人がいれたわりには、細かい泡でしっかりとフタができており、黄金と白の二色にきっちりと別れています。グラスのふちからは、極小の泡がのぼっているのが確認できますでしょうか。グラスの底の凹み、そこに極小の泡をたてるギミックがあるのではと考えています。
グラスを口と鼻にちかづけます。まず驚くこと、それはホップの香りがすごいということでしょう。ホップ、ホップ、ホッパーの三段ジャンプぐらいホップの陽気な苦味が極小の泡を突き抜けて鼻を刺激します。
いったいどれだけのホップをこの一杯にいれられているのか、これだけのホップの香りのするビールは珍しいです。原始のピルスナービールは、ホップ一本槍の香りと風味。
グラスを口につけ、グラスをかたむけます。唇のうえに残る新雪のような泡の奥からすべり流れてくる黄金の奔流。黄金の流れは苦味ばしったシャープな香りと風味。スーッと胃に落ちていきます。水のように味がなく飲めるというわけでは決してありません。
ピルスナーウルケルは、ドが3つほどつくほどホップの苦味があります。飲み終わったあとに、ぷはぁ~、にがぁ~、と爽快感と苦味が残響します。
ホップの苦味になれてないかたであれば、ハトがホップ鉄砲を喰らったように眼を白黒させる、それほどの苦味です。
苦いビールはちょっと苦手だというかたも、いちど苦味に目をつむり、鼻をつまみ、ピルスナーウルケルを胃に流しこんでやれば、なんとシャープにピルスナーウルケルは胃に流れていくのかとビックリさせられるでしょう。
ホップの苦さがあるからこそ、ドライでシャープな口当たりになるのです。1度グラスをかたむけると、グラスの三分の一、いや半分ほど、いやいやグラス一杯分のピルスナーウルケルを飲みほせる軽快さよ。
ピルスナーウルケルを飲んだあとの胃は、ホップ畑になったような香りに満ち満ちています。気づかれないようにゲップすると、滝をのぼる龍のように胃からホップの香りがたちのぼりました。オシッコですらホップの香りがむんむんするような、それほど濃いオシッコがでます。
ピルスナーウルケルをホップの風味オンリーで勝負しているように感じられました。麦もはいっているはずですが、ホップと水だけで作られた純な香りと風味、よけいな雑味をばっさりと切りそろえた黄金の木のようにスッキリとしたシンプルなビール。
つけくわえることなど、なにひとつない、それぐらい完成された、原点にして頂点にたつビール、それがピルスナーウルケル。
ピルスナーウルケルを飲んでしばらくたつと、ふんだんに使われたホップの効果なのか、あらがいがたい眠気に襲われました。ホップの香りは、リラックス効果があると言われています。であるならば、ピルスナーウルケルのリラックス効果は、すげぇゾ。
氷水で冷やしたグラスを用意しました。世界で1番おいしいビールを飲ませる有名な店は、ざばざばと洗っただけのグラスにドバッとピルスナーウルケルを注いでいるそうです。
氷水で冷やしたグラスに注ぎいれたピルスナーウルケルの泡はふわふわ。アミをつかい石鹸を泡だてたようにふわふわの泡。お手手にのせられるほどクリーミー。てきとうに注ぎいれても泡はしっかりとたっています。
チェコの大統領やアメリカの大統領も舌鼓をうったとかなんとか。泡の量うんぬんかんぬんと日本人のようにウルサク言わない、それが1番おいしいビールの飲み方なのかもしれません。
そして、じっさい氷水で冷やし、濡れたままのグラスに注ぎいれたピルスナーウルケルは、うまい。シャープさに、すこしの水のまろやかさ、冷たさがくわわり、ピルスナーウルケルはますます飲みやすくなります。
ピルスナーウルケルの飲みごたえ、これこそドライ。
ピルスナーウルケルのグラスは、ほかのビールをいれても泡だちはよいです。しかし、ですね、なんかピルスナーウルケルと比べちゃうので、ちょっと味にがっかりします。だって、ピルスナーウルケルがおいしすぎるんだもん。
ピルスナーウルケル ビールギフトセトット開封の儀
細長い段ボールです。横はビール缶2本を並べられる長さ、縦はビール缶を3本そしてグラスを並べられる長さ。
パカッとあけると、ピルスナーウルケル×8本と段ボールに個別包装されたグラスがはいっています。
グラスの箱を残しておけば、グラスを収納するのに便利です。段ボールにいれておけばグラスも割れにくいでしょう。
Amazonレビュー
プラハで旅行したときにとびきり美味しかったの覚えてたので注文
付属グラスにピッタリ
軽~く飲めます。独特の苦味が癖になる。別のレビュアーの方も書いていらっしゃるが、日本の主要メーカーの売れ筋商品とは味の傾向が違うので、全く口に合わない可能性もありますね。ウイスキーで言えばアイラモルトとかハマる方はハマる味と言えばそんな感じでしょうか。自分も最初、同じチェコのスタロプラメンあたりの味を想像してたので、独特の苦味に違和感感じました。ドイツ産ビールでいえばレーベンブロイとラーデベルガーくらいに違いますね。でも、飲むにつれて好きになる味のような気がしたので、リピーターになりました。付属のグラスも素敵。
このビールははっきり言って美味しくない。国民性の違いが如実に判る。330mlと手持ち感がぴったりと缶のデザインが特筆なのは大変な救い。付属のジョッキは素晴らしいです。
日本のビールや発泡酒ばかり飲んでいるせいか独特な味に感じました。ジョッキがかわいくてよかったです。
引用元:Amazon
ピルスナーウルケル ビールギフトセット【 まとめ 】
ピルスナービールは、ホップの香りが強く、ホップの苦味の効いているシャープな飲み口。グビグビと飲めちゃうビールなんです。
ホップ一本槍の風味は、余計な雑味がなく、なにも加える必要のない完の璧に完成されたピルスナービールだと思いました。
ピルスナービールの原点にして、ピルスナービールの頂点、それがピルスナーウルケル。
おまけでついてくるグラスは、おまけにあらず、しっかりとした造り、そしてテキトウに注いでもしっかりと泡がたち、お手手とミートする持ち手、お口に柔しくフィットする飲み口。千円以上の価値のあるグラス。
ピルスナーウルケル ビールギフトセットは、ビール好き、ピルスナービール好き、ピルスナービールの原点のピルスナーウルケルを飲んでみたいかた、ビールグラスを集めているかたにオススメのセットです。
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