この記事は、『まどろみバーメイド』15巻に登場するクリームシチューを作り食べた感想を書いています。
大人な味わいのクリームシチューです。
具をちいさく切っているのでとても食べやすく、さらにお酒との相性がとてもよいクリームシチューです。
牛乳はアルコールから胃を守ってくれるといわれていると文中に書かれています。
酒飲みにぴったりのクリームシチューといえます。
クリームシチューにいれる素材は、家にあるものばかりです。
ローリエとトリュフオイルが特殊です。
ローリエは、スープを煮こむときに鍋にいれると味わいをピッと爽やかにしてくれます。
乾燥させたローリエは長期保存できます。
また、トリュフオイルの消費期限も長いです。
いつもの料理にひとふりするだけで味わいが、ぐんと深いものになります。魔法をかけられるオイルといえます。
トリュフの香りは独特です、そこはお気をつけください。
『まどろみバーメイド』は、Barにたつ女性たちが、夜空にひかる美しいカクテルを作る物語です。
まどろみバーメイド・ホワイトシチューの材料
- 鶏モモ肉
- ジャガイモ
- シイタケ
- タマネギ
- 牛乳
- コンソメ
- かたくり粉
材料の分量は、書かれていません。
お好みの量の食材をいれてください。
ニンジンがいれられていないのは、登場人物のひとりが嫌いだからと思いました。
お好みで好きな野菜をいれてください。
まどろみバーメイド・ホワイトシチューの作っている様子
ホワイトシチューの具は、ごろりとしたものでなく、コロリと可愛らしい大きさに切ってください。
鶏皮はむきました。鶏皮の油までをいれると、シチューの味がくどくなると感じられました。
鶏皮に塩と胡椒をふりかけもみこんでおきます。
ジャガイモは切ったのち水につけておきます。10分ほど水につけたあとは、電子レンジか蒸し器で調理し、ジャガイモをやわらかくしておきましょう。
油をフライパンにひきます。香りのよいオリーブオイルやさらりとした油、もしくは、バターなどお好みのものをいれてください。
鶏肉を焼いていきます。焦げめをつけすぎると、シチューが苦くなる傾向にあります。
鶏肉を焼いている横でシイタケを炒めます。
シイタケのほかに、マッシュルームもくわえました。キノコを3種類いれると味わいが豊かなになるといわれています。
さいごにトリュフオイルをふりかけるので丁度3種類のキノコがそろうことになります。
作中ではマッシュルームをいれていません。
キノコはできるだけ動かさずに水分をしみださせます。キノコの風味が、ふくらむのです。
シチューの味わいに奥ゆきがうまれる、そのように感じました。
鶏肉だけでなく、キノコが主役といえるかもしれないホワイトシチューです。
タマネギと調理したジャガイモを鍋にくわえます。
そして、鍋にフタをして蒸し焼きにします。焦げつくようであれば、水、もしくは白ワインをくわえてください。
ジャガイモに木の串がす~ッとはいるまで蒸しあげましょう。
ジャガイモに串がす~ッとはいるようなれば、牛乳をくわえます。
食材すべてがつかるほどの分量をいれました。そしてローリエを1枚しずめておきます。
10分から30分ほど煮こめば、素材のもつ旨みが鍋いっぱいにひろがります。
かたくり粉をいれてトロみをつけましょう。かたくり粉を水に溶かしておくとダマになりにくいです。
または、溶けやすくダマになりにくいかたくり粉も売られています。
温かいうちにココット皿にホワイトシチューをもりつけましょう。
できるだけ、すべての材料がはいるようにもりつけましょう。
黒胡椒をふりかけ、さいごにトリュフオイルをふりかけます。
まどろみバーメイド・ホワイトシチューを食べた感想
ほかほかの湯気が濃いんです。
清潔でふかふかな腐葉土におおわれた森林に迷いこんだように豊かで滋味ある香りにつつまれます。
かたくり粉でつけたトロみは、やわらかく、やさしく、人の心をほぐしてくれます。
また、トロみのおかげで、熱が逃げにくいです。
シチューを食べると、キノコの旨味が連鎖し、幽玄といいたくなる複雑で玄妙な味わいと香りが口中にひろがります。
キノコが苦手なひとは、食べられないかもしれません、それほどにキノコの香りが強いです。
キノコの香りと風味のおかげで、お酒との相性がよい、そのように感じました。
キノコのあとは、鶏の滋味ある旨味、タマネギとジャガイモの柔和な風味があらわれます。
絵画を額にかざるように、黒胡椒が白いシチューの味わいを典雅なものにしています。
ホワイトシチューにあわせるとお酒として、『 オペレーター 』と『 ビアスプリッツアー 』が作中には登場しています。
白ワインにビールをいれたものがビアスプリッツアー。白ワインにジンジャーエールとレモン果汁をいれたものがオペレーターです。
大人も愉しめるホワイトシチューでした、まどろみバーメイド流ホワイトシチューは。
漫画まどろみバーメイドの紹介はこちらの記事に書いています。
女性たちが提供するめくるめく蠱惑なレシピたちに巡りあえます。
コメント