この記事は、ブルーエレファント タイカレークッキングセット 3種入りを食べた感想を書いています。
本格的なスパイシーな香り、ココナッツの白い甘味、じわりと汗をかく辛さがあるタイカレーです。
タイだけでなく世界各国に店をもつブルーエレファントのタイカレーをお家でたのしめます。
フライパンとボウル、お好みの食材があれば作れるセットです。
食材の用意をしておけば、箱に書かれているように約15分で調理できました。
レッド、グリーン、イエローの三種類のカレーを作れます。
三種類のカレーは作れました。カレーの色はちがいます。
けれども、香りと味、風味、辛味がどのように違うのかと尋ねられると分かりません。
ふんだんにスパイスが使われており、香りと風味が複雑にからみあい、ココナッツオイルの甘味から飛びだすトムヤンクンによく似た酸味や、カーブを描いて舌や胃を温める辛味があります。
常夏になる硬い実の内部にあるココナッツの甘味とタイの熱気をうつしとったようなカラリとした酸味、薬効成分たっぷりといった辛味はたのしめます。
私の舌の判断になりますが、もっとも辛いのがレッド。もっともマイルドなのがイエローのように感じました。
グリーンは中間といった印象です。
作りたてがもっとも香りと刺激が強く、時間がたつと香りと刺激はマイルドなものになります。
また冷めても香りと刺激はしぼみました。
作ったタイカレーの写真とご飯や麺、アレンジレシピをのせています。写真から味を判断していただければ幸いです。
1セット2人分と書かれています。食べた印象としては、3~4人分のタイカレーの分量ではと思いました。
ブルーエレファントのタイカレーの調理例
レッドカレー
チキンをいれたレッドカレーです。
赤というよりもオレンジ色です。ペーストの色は赤色でした。白いココナッツミルクと混ぜると写真のような色になります。
ちいさい赤い粒がスープ全体にひろがっています。日本のカレーのようにトロりとしていません。
タイカレーは飲めます。カレーは飲み物。
赤色のスープに浮く緑色のコブミカンの葉が、本格的なタイカレーだぞと主張しているようです。
そしてスパイスの香りが活きていると感じました。死んでいません。しっかりと密閉され炒めなおしたスパイスは、まるで作りたてのように活きている香りです。
陽気に明るいココナッツミルクの甘さを感じられる赤いスープを口にふくむと、ほんのりと柔和なココナッツミルクの甘味が口中にひろがります。
そして、さらりとしたオイル的な旨みがひろがります。
バターのように感じられますが、クドさがありません。バターのコクと旨みだけでを残し、クドさと油分をとりさったような手ごたえのある旨みを感じました。
白い甘い網のスキマからじわじわと鋭角化したスパイスの香りがつきでてきます。
マイルドなハーブ系の酸っぱさです。醸造されたお酢のような酸っぱさではありません。緑色の爽やかな香草を乾燥させた、そのような酸味と香りのようだと感じました。
つぎに辛さが口中にひろがります。
唐辛子のカプサイシンのようにダイレクトな辛味ではありません。
薬効成分たっぷりといった養命酒を飲んだように、じわじわと胃から手や足、頭の末端神経に波紋のようにひろがる辛さです。
本格的な香りと辛さを残しつつ、日本人でも食べやすいように香りと辛さに調整しているように感じました。
いや、もしかしたら調整していないかもしれません。すこし辛いですが、クセがなく食べやすいタイカレーだと思いました。
タイカレーとジャスミンライスとの相性は滅法界よいです。
ジャスミンのように儚く白く甘い香りが、赤い香りをひきたています。
もちろん米粉から作られたフォーとの相性もよいです。グルテンフリーです。
フォーの透明な白米の旨みと甘味をくっきりと感じられます。その旨みと甘味は、タイカレーの香りと風味を厚く強くしているように感じました。
ジャパニーズ豆腐との相性もよいです。
タイカレーは好きだけども、カロリーが気になる人にピッタリではござりませぬか。
すこし余ったタイカレーにゆで卵をつけておくと、エスニックなゆで卵をたのしめます。
白身の淡泊な風味と、黄色い旨みの塊が赤いタイカレーによりひきたてられます。
イエローカレー
イエローカレーです。レッドカレーと一緒じゃないかと思われことでしょう。
実物は少しだけ黄色よりです。
イエローカレーだけが、具材にエビを使うように書かれています。そして、乾燥ハーブもいれられていません。
タイカレー全般に言えることですが、硬い食感の野菜と相性がよいように感じました。
根野菜であるゴボウやレンコン、タケノコなどがタイカレーの酸味と辛味、旨みとよくミートします。
もちろん、トマトなどの柔らかい野菜との相性もよいですよ。
あとオススメの食材はキノコ。キノコをいれるだけで、タイカレーの旨みがグーンとふくらみます。
イエローカレーがもっともマイルドな香り、風味、辛さだと思いました。
こってりとしたトロみがあり、口当たりが柔らかいです、イエローカレーは。
エビをいれて作ったイエローカレーはパスタとの相性もよいです。
なかなか豪華で映えるパスタになります。
グリーンカレー
赤と黄とちがい、しっかりと緑色です。
新緑をおもわせるような爽やかでクリーンな香り。
新雪のように舌にふわりとのり、ピリッと消える辛味。
もっとも食べやすいのがグリーンカレーだと思いました。
ブルーエレファントのタイカレーの作り方
3色のカレーの作り方はおなじです。イエローカレーに乾燥スパイスがいれられていないだけです。
まずはペースト炒める。つぎにお湯に溶かしたココナッツミルクをいれる。最後にお好みの具をくわえ火がとおるまで煮るだけです。
15分で作れる宣伝文句にイツワリなしです。
はじめにお湯でココナッツミルクの粉末を250ccのお湯で溶かしておきます。
あつあつホットなお湯よりも50度ほどのお湯のほうが溶けやすいように感じました。
つぎに鍋に油をしきます。しく油ですが、香りのキツいオリーブオイルやゴマ油よりも、香りのないサラダ油や米油がよいように感じました。
ペーストはしぼりだしにくいです。しっかりと袋からペーストをしぼりだしましょう。
ペーストを炒めます。弱火でじっくりと脂と混ぜあわせ、香りをひきたてるように炒めました。
この段階で食材をいれてもよいのではと考えました。お好みで食材をいれてください。
鍋にお湯で溶いたココナッツミルクと乾燥スパイス(イエローカレーをのぞく)、お好みの食材をくわえます。
あとは食材に火がとおるまで煮るだけです。
そして、高級感がある袋にいれられており、まったく、ちっとも臭くないノーブルな風味の魚醤と砂糖で味をととのえます。
よっぽど火のとおりにくい食材でなければ15分で作れるでしょう。
ブルーエレファントタイカレー3種セットを食べた感想【 まとめ 】
3色のタイカレーをお家で堪能できました。
赤、緑、黄色の3色です。それぞれ1食づつです。
しっかりとした本格的なスパイスの香りと風味、ココナッツの甘味、薬効成分たっぷりの辛味を感じられるタイカレーです。
タイカレーの特徴をのこしつつ、平均的な日本人でも食べやすいであろうタイカレーだと感じました。
鍋とボウルなどがあれば、15分で作れる本格的なタイカレーを作れるセットです。
1袋2人前と書いていますが、3~4人分はあるのではと思いました。
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