この京洛 辻が花のお茶漬け、お吸い物 を食べた感想を書いています。
具材を最中に包まれたお洒落で雅な商品です。用意するものは、お米とお湯だけ。
最中はオーソドックスな形からトマトやナスビ、富士山まであり、見た目も愉しいお茶漬けとお吸い物です。
京洛 辻が花 花点心 お茶漬け
九条葱と湯葉
花の最中がひとつコロンとはいっています。
最中を割ると、フリーズドライされた四角いスープの素が一つ。卵のよう見える黄色は、湯葉でしょうか。青いものは九条葱と思われます。九条葱は京野菜として有名ですね。
ちいさい最中は、するりと溶けやすく、白米をコーティングします。大きいとなかなか解けません。スープの素からは九条葱と、ちいさい桃色の花が咲きました。
はんなりした旨味があり、妙齢の女将の指先のような、しなやかな食感があります。これが湯葉でしょうか。
梅
!!最中は頑健に見えて儚いものです。扱いには注意しましょう。
最中のほかに、ペチャンコのでっぷりした梅が別袋でついています。
梅の最中のなかみは、フリーズドライされたお茶とアラレ、のり、すこしの緑。
香りの高いお茶です。ふわっと来て、顔を近づけるとスッと消えていく、はにかみやさんなお茶の香り。ポッテリとした梅との相性もよく、ディズイズ梅茶漬けといった王道の味です。
賀茂なすとしば漬
賀茂(かも)なすとしば漬け。
お茶漬けのなかで、いちばん特徴のある最中。おもちゃの畑から収穫してきたような賀茂なす。
賀茂なすの最中のなかから現れるのは、赤いしば漬けです。賀茂なす感は、外側だけの最中だけかも。
最中のなかから現れたこぶりの赤いしば漬けが、すっぱく、コリッとした食感。お茶漬けを華やかにしてくれます。
京洛 辻が花 花点心 お吸物
冷製トマト
冷製トマト、きちんとヘタまでついている若い子のホッペのように赤いトマト。
きちんと割らないと最中は浮き、割るのに苦労します。きちんと割りましょうね。
お湯をかけて、ハタと気付きました。冷製と書かれていることを思い出しました。もしかして、水をかけるのもだったのかもしれません。
すっぱいトマトのお吸物でした。
鯛と九条葱
いちばんインパクトのある形をしている鯛と九条葱。京都の近くには沢山の山があります。どこの山でしょうか。日本でいちばん有名で高い山でしょうか。
おそろしい美味しさ!さらにそびえ立つわ。
山を割ると、フリーズドライのマグマが現れます。
細いお麩と、ちいさい葱が現れます。うーん、かすかに鯛の澄んだ風味があるような、ないような。
京洛 辻が花 お茶漬けとお吸物を食べた感想【 まとめ 】
最中を割って、お湯をかけるだけで、お茶漬けとお吸物を食べられる京洛 辻が花の最中シリーズ。
最中は小さいカケラはすぐに溶け、大きいカケラは溶けるのが遅いです。溶けた最中は、ふわりとはんなりとした優しい食感になります。
また、最中の形は、花やトマト、ナス、あげくの果てには山もあるではありませんか。料理は眼でも食べるといいます。最中を見て、割り、なにがでてくるかドキドキする愉しみ。
贈答品にもオススメです。
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