コストコで売られている『マリア―二』ゲイムジャーキー(クロコダイル & カンガルー)を食べた感想を書いています。
ワニとカンガルーを食べてみたいと考えているジビエ初心者、オーストラリアのマスコットを食べるという背徳感を味わいたいかたにおすすめの商品です。
いちぶの牛のジャーキーよりも安いです。
お手軽にジビエ・オーストラリア体験できます。
結論から、さらりと書かせてもらいます。ワニだ、カンガルーだ、とみがまえる必要はありません。
問題なく食べられます。
まずくはありません、ただ、手放しで絶賛できる味わいというわけではありません。
なんというか、カンガルーは味付けが甘いんですよ。ぺちゃッとした甘さ。ヨーロッパのおかしにある、薬草っぽい甘さによく似ています。
辛い味付けのカンガルーは、ばっちり味がきまっていました。
味が甘いと感じられたかたは、辛味をたし食べるとよきです。
そして、クロコダイルは、ミイラにしたの、といいたくなるほどにパサパサとした食感です。
非常食にはいっているカンパンをお肉にしたような印象をうけました。
おおよその情報は伝えきりました。
しっかりとカンガルーとクロコダイルを噛んだしっかりとした描写。
そしてアレンジレシピだけをまだ書いていません。
よろしければ、最後までお読みください。
カンガルージャーキー実食レビュー
カンガルーのお肉の見ためは、牛肉によく似ています。
しっとりとした触りごこち。すこし油でコーティングしていように感じられるほどにしっとり。
ちいさい、けれども、でかい噛みごたえです。
肉肉しい噛みごたえです。アゴがしっかりと鍛えられます。しっかりと噛むので満腹中枢が刺激され、少量でお腹をふくらませられます。
2㎝間隔ほどの繊維にほどけます。牛肉のように、ほそく白い繊維のようにほどけません。
噛んだ食感は、イカの一夜干しをのエンペラを3倍ほど厚くしたような印象です。
もにゅもにゅとしたカンガルーを噛んでいると、拳闘士のように鍛えられたカンガルーの筋肉を想像させられます。
そして、上白糖とブッタの頭にかけるお茶、もしくは、西洋のおかしにいれられている薬草のような香りが混ざった甘ったるい風味が、じわじわとカンガルーのお肉からしみだしてきます。
この独特の甘い風味が、味付けによるものなのか、カンガルー独自の香りなのか、そこは判断できず。
味付けさえ、味付けさえ、辛くすれば美味しく食べられるのにと思いました。
その想像どおりに辛く味付けしたものは、問題なくイケます。
なにも知らずに食べたひとは、カンガルーのお肉だとは気づかないと思います。
辛いといっても飛びあがるほどの刺激ではありません。お好みで辛味を追加してください。
1袋は50gいりです。1袋のうち1つだけに噛みきれないほどの白いスジがはいっていました。
クロコダイルジャーキー実食レビュー
クロコダイルのジャーキーは、水分がなくボロボロと崩れやすいです。というよりも崩れているジャーキーもありました。
いちどミンチにしたものを形成してから乾燥させた、そのような印象をうけました。
さわってみると、お手入れをしていない肌のようにパサパサです。
黒胡椒、そのほか、なにかスパイスがまぶされています。
ほろりと口中で崩れます。太古から河を支配していた王者とはおもえないほどに、はかない食感。
噛んでいるとチキンスープのような旨味がしみでてきます。
両生類は鶏肉によく似ているといわれています。が、この旨味は天然ではないでしょう。
淡泊な味わいです。口のなかがオーストラリア大陸の砂漠のように猛烈に乾くこともありません。
食感はあれですが、シンプルな味付けで飽きがこずに、食べやすいジャーキーだと思います。
クロコダイルは、脂質も低そうなイメージです。イメージだけで語っています。健康にもよいかもしれません。
クロコダイルを食べたという、貴重な体験はできます。人すらも喰らうといわれているクロコダイルを易々と食べられます。
クロコダイル & カンガルー【アレンジレシピ】
クロコダイルピッツァ
カンガルージャーキーを炙ると、サラミのように凝縮した食感になります。
また、チーズのゆたかな風味と、カンガルーのお肉の独特の風味がいい感じに溶けあっています。
こまったときは、チーズをかける、これでだいたいの料理がうまくなります。
オーストラリアサラダ
たっぷりの野菜とふたつのジャーキーををのせたサラダ。
いろいろなドレッシングをあえてもよいです。
まずは、ふたつのジャーキーに眠る野生の味わいと野菜をいっしょに召しあがってください。
クロコダイル大根サラダ
ほそく切った大根に塩をふる。そして、クロコダイルジャーキーも切る。
紅白なます、ならぬ、クロコダイルなます。
大根の新鮮な食感と、太古から生き延びてきたワニの原始の食感の衝突。さっぱりと食べやすいサラダです。
お好みで黒胡椒、マヨネーズ、一味をふるのもよき。
カンガルーピラフ
オーストラリア大陸を飛び跳ねていた筋肉の旨味を白いご飯にしみこませたピラフ。
カンガルーの味つけが、いい塩梅にひろがっています。甘くもなく、辛くもなく絶妙な味わいです。
パクパクと食べられるピラフです。
カンガルーパスタ
カンガルージャーキーを焼くとベーコンのように油はでません。
けれども、食感はあっさりとしたベーコンといったものです。
いろいろなパスタソースにあわせやすい味付けです。そして、カンガルーの独特の風味が、パスタソースの味わいを飛ぶように強くしてくれます。
カンガルーチャーハン
チャーハンにカンガルージャーキーをくわえました。
熱をくわえたカンガルージャーキーは、カルパスのように食感がしまっています。
はらりとしたチャーハンの口あたりのなかに、オーストラリア大陸のパワーともよぶべき食感が勃起しております。
カンガルーラーメン
カンガルージャーキーをチャーシューのかわりにつかいました。
カンガルージャーキーは食べやすい。けれども、ラーメンにいれるには小さいと思いました。
スープの底に消えてしまうカンガルージャーキーもありました。
クロコダイル塩らーめん
クロコダイルのジャーキーは、スープに浮きます。獲物をねらうクロコダイルのようにスープのうえにたたずんでいます。
淡泊な味わいのクロコダイルジャーキーは、塩らーめんの繊細な味わいを壊しません。
めんまのような、いぶし銀な存在感があります、クロコダイルジャーキーには。
オーストラリア焼きそば
中華料理とオーストラリア大陸の邂逅。
明の鄭和いらいのであい。
ソースよりも塩のほうが、両ジャーキーの味をしっかりと活かせます。
クロコダイルスープ
クロコダイルジャーキーは、クルトンのようにスープに浮かびます。
かるくスパイスをふっただけの、両生類らしく淡い味わいのクロコダイルジャーキーは、いろいろなタイプのスープにあわせやすいです。
鶏のつみれ、クルトン、ベーコンなどのかわりにクロコダイルジャーキーは利用できます。
カンガルーきんぴら
ゴボウ・レンコン、日本を代表する飛びはねるように強い食感と、オーストラリア大陸を文字どおり跳ねまわっているカンガルーとのであい。
食感の強さは、レンコン・ゴボウに軍配があがります。
カンガルーの旨味は、隠し味になりいい仕事をしています。レンコン・ゴボウを噛むと、カンガルーのお肉は柔らかいのだなと感じいりました。
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