バランタインのゴールドシールをストレートやロックで飲んだ感想と、バランタインでつくったカクテルを飲んだ感想を書いています。
バランタインは、さまざまなウイスキーをブレンドした作ったスコッチウィスキーです。
味はウイスキーの王道の味ですが、クセがなく飲みやすいです。スコッチウィスキーをはじめて飲んでみたいかたにオススメのウイスキーでした。
あっちなみに、2021年、廃番になっているそうです。記事を読んで、「よっし買おう」となってもウイスキーを手にいれる手段はないかもしれません。できるだけ文章でバランタインのゴールドシール エクストラの味を伝えられることができればと思います。
バランタインのゴールドシール エクストラの特徴
黒ラベルに黄金のふち取り。高級感をイヤでも高めてくれていますね。
GOLD SEAL EXTRA SCOTCH WHISKY、黄金のシール、EXTRA、ここでは特別のという意味でしょうか。そして、スコッチウィスキーということが、堂々と真ん中のやや下に書かれています。
筆記体はまったくネバー読めないので、情報をひもとくことはできませんでした。
アルコール度数は43度。イギリス政府の管理のもと、きっちりと作られたスコッチウィスキーのようですね。スコットランド地方にいくと、ビートの香りがあちこちにムンムンとし、酒蔵のひとたちのウイスキーにかける情熱で、モルトがまるで醸されるかのようだ、と本に書かれています。
スコッチウィスキーは彼らの血液であり、命の水なのでしょう。
バランタインのゴールドシール エクストラを飲んだ感想
- ストレート
- ロック
- ハイボール
- ミントジュレップ
- オールドファッション
- マンハッタン
- ゴッドファーザー
ストレート
バランタインのゴールドシールをいれたグラス、それを空中でゆっくりと丸い円をかくようにまわす。薄茶色の縁はサラサラとグラスのふちをまわる。
バランタインのゴールドシールの香りは、りんご農場に迷いこんだかのようである。赤いリンゴではなく、青いリンゴの香りにちかい。そして、リンゴの木を乾燥さえ、樽にしあげ、その樽にお酒をつけこみ熟成したような香りもふんわりと香る。ふとリンゴの木のまわりを見ると、ミツバチがリンゴの花にとまっている、ミツバチは、プイッと飛びあがった。リンゴの花粉のおもさにふらふらしながらミツバチは、巣箱めがけて飛んでいく。その巣箱にたくわえられたハチミツのような温柔な甘味もひろがっている。
リンゴとハチミツの香り、熟成された樽の香りがする、バランタインのゴールドシール。リンゴとハチミツ、まるでバー◯ンドカレー。
ひとくち口にふくんでみると、ハチミツから作ったハチミツ酒のような甘さとコクを感じる。口のなかで転がしていると、コクがゆるやかにたゆやかな甘さにかわり、さいごには青リンゴのような若く清涼な風味になり、胃に落ちていく。落ちていったバランタインは、胃液と反応し、樽は分解され、粒子になり、口から吐いた息とまじり、黄金のうすい雲のようにたゆたう。
バランタインのゴールドシールは、あきることなく、かわくことなく、悠遊とグラスに集中し飲みつづけることができた。
ロック
やや白く濁った部分と透明の部分がある丸い氷をゴロンといれる。透明な氷を楽につくる手段はないのだろうか。
氷をいれたバランタインのゴールドシールの色は、うすくなり、麦茶よりも薄い茶色になっている。氷をいれ冷やされたおかげで、涼しい高原の風がリンゴの木のあいだをやさしくなでる。
冷やされたことで香りはやや弱まっている。しかし、ストレートで飲むよりも、味そのもの全容全貌がよくわかる。これぞ、ウイスキーといった香りと風味、甘味が前面にゆっくりとのびてくる。
ハイボール
ウイスキーはストレートで飲むのが一番好きだ。しかしだ、バランタインのゴールドシールは、ハイボールで飲むのが一番おいしく感じられた。
氷をいれ、ウイスキーをいれ、炭酸水をいれる、シンプルなレシピ。それだけにウイスキーの違いで、ハイボールの味は千差万別。いろいろなハイボールを飲んできたが、バランタインのゴールドシールのハイボールは飲んできたなかで、一番うまい。
炭酸がはじけると、柑橘類と青リンゴシードの香りがしてくる。こくりと飲むと炭酸がはじけ爽快な口当たりよし、ジョッキをかたむけ、ゴクゴクと飲める。のどごしもよし、ハイボールにはレモンなどの柑橘類をいれる人もおおいだろう、バランタインのゴールドシールは柑橘類をいれなくても、まるで柑橘類がはいってるかのような爽やかでほどよい酸味がある。
ストレートやロックで飲んだときは、酸味などまったく感じなかったのに、ハイボールにすると柑橘類のような酸味を感じるようになった。ウイスキーの香りと風味はしっかりとあるが、後味がサッパリしているハイボールとなっている。
ミントジュレップ
ハイボールに、ミントとすこしの甘味をたして作るミントジュレップ。
ミントの地面をおおいつくす生命力をかんじる葉の香り、そこにウイスキーの優雅な匂いがモヤのようにおおいかぶさる。
ウイスキーと溶けたシロップの甘味が炭酸と一緒にはじけ、日本の蒸しッとした温度を切り裂くような、シャッキとした清涼なミントの香りがいと涼しい。
この爽快感は炭酸とミントの香りのおかげだろうな、ミントをこのカクテルとモヒートのために育てている。じめじめとうっとうしい熱をふっとばしてくれるカクテルだ。
欠点をあげるなら、ミントの葉が邪魔だ、ということだろうか。飲んでいると、ペタッとミントの葉が歯にくっつきイライラさせられる。葉が歯にですって、ハハハ。
オールドファッション
角砂糖にアンゴスチュラビターズという苦味ばしった薬酒とウイスキーを1~2滴ふりかける。
すこしゆるんだ角砂糖をぐじぐじゅとつぶす。
氷とウイスキーをそそぎいれ、ぽってりとした赤いチェリーを飾ってやる。
ウイスキーに甘味と苦味がプラスされている。ウイスキーそのものの味が、ソロ演奏だとしたら、オールドファッションはジャズのセッションといった味になっている。ソロ演奏はソロ演奏でよいものではあるがネ。
苦味と甘味がベースのように響き、ウイスキーの香りは、トランペットの音色のように縦横無尽に飛び跳ねる。ぽってりとした色っぽい赤いチェリーは紅一点。スポットライトを浴びる、マリリンモンローのような妖艶なボーカルだろう。
ゆっくりとレコードに針をおとし、オールドファッションを傾けながら、心地よい音楽に耳を傾けたい、そんな夜。
マンハッタン
ウイスキーとアンゴスチュラビターズ、スイートベルモットで作るカクテル『 マンハッタン 』
スッと気高くたつ姿は、カクテルの女王と呼ばれるにふさわしい高貴でエレガントなたたずまい。高級車から降り、レッドカーペットを楚々と優雅にスッと歩くハリウッド女優のような気品ある姿。赤いさくらんぼの飾りが、女優の胸元にきらりと光る。
ウイスキーの香りとベルモットのやわらかな薬草をほぐしたような香り、そこにチクりとアンゴスチュラビターズの苦味。ぜんたいてきには甘口のカクテル。甘口のカクテルは、飲みやすい、だがしかし、アルコール度数は高めなのでご注意くだされよ。
ウイスキーとアンゴスチュラビターズの相性はよいものだ。
ゴッドファーザー
グラスにでかい氷をごろりといれ、だいたいウイスキーとアマレットを4:2でそそぎ混ぜる。
アマレットというお酒の匂いを嗅ぐと「杏仁豆腐の香りだね」と8割の人はそう言うだろう、そんなお酒である。
やや甘ったるくなる傾向があるカクテルなのだが、あれ?さっぱりしており、なおかつ地に足をついた旨味と風味がある。その旨味はハイウェイの中央線を悠然とあるく大統領のようである。「わたしの歩みはおそくともたちどまることはない」
自分の信念をもち、しっかり未来へ向かって歩きだすような、しっかりした味となっている。
バランタインのゴールドシール エクストラを飲んだ感想【 まとめ 】
バランタインのゴールドシールは、何種類かのウイスキーをブレンドし作られたスコッチウィスキーです。イギリス政府の管理のもと作られているスコッチウィスキー。
薄茶色の色、香りは青リンゴとかすかにハチミツの甘い香り。飲んでみると、ハチミツ酒のような甘さから、青リンゴの香りに変化し、さいごは木のフレーバーにかわる、そんな香りと味でした。スコッチウィスキーとしては、クセのない味だと思います。
カクテルにして味見をしました。クセのないバランタインのゴールドシールは、いろいろなカクテルとの相性もよかったです。
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