【 レビュー記事 】ペルノ フランス薬用酒の超定番 しかもお手頃価格【カクテルレシピもあり】

お酒レビュー

この記事は、フランスのペルノを飲んだ感想を書いています。

ペルノを一言で表すと、クリアな八角(スターアニス)味のリキュールです。

八角から、漢方の香りをとりさった爽やかすぎて辛口とかんじるほどの味わいです。

八角が苦手なひとは、瓶をとらないほうがよいでしょう。

アニスのほかに、辛口で清潔なミントによく似た爽快感もあります。

フランス薬用酒の超定番ペルノ。

薬用酒のお値段は、高いです。ペルノはお手頃価格。

なので、毎日飲んでも財布への影響は微々たるものです。

アルコール分は40%と一般的なスピリタスとおなじです。

度数のつよいペルノです。物騒な名前のついたカクテルがおおいです、地震や午後の死、ノックアウトなど。

冷凍庫にいれても凍らないアルコール度数をほこります。

強烈な刺激と香りになれてくると、その刺激と香りがないとソワソワと落ちつかなく、そんな魔力もあります、ペルノには。

ペルノをつかったカクテルをつくり飲んだ感想も書いています。

アブサントとくらべると、ペルノは辛口だと思いました。飲めば飲むほどに眼がさめ、脳が活発にうごき、胃がぐ~ぐ~と動きだす、そのように感じました。

ペルノを飲んだ感想

ストレート

緑色と黄色を混ぜた色のペルノ。

つんつんと刺激的な香りが飛んでいます。八角の角を削りとがらしたような刺激的な香りです。

ペルノはすこしトロみがついているように感じました。グラスのふちや、舌にぺちゃりとくっつきます。

ペルノを口にふくんだ瞬間に、口中の熱と混ざりあった香りが爆発します。間欠泉から八角とミントの香りが飛びでたように熾烈な香りです。

爽やかがすぎて、痛く、辛口といえます。常温のストレートで飲むものではないとおもいました。

香りがつよく、口あたりもしつこく、薬用酒のなかでもトップクラスに香りがしつこいです。

ストレートで飲むのであれば、冷蔵庫か冷凍庫にれ冷やしておくと口あたりシャープになり、さらに香りもひかえめなものになります。

冷凍庫にいれておき、ショットグラスにそそぎ、きゅッと一口で飲むと、口中の汚れが一掃され、胃のひだの隅々までに薬効成分がしみいり元気になります。

おとなの栄養ドリンクといった印象です。

ロック

おおきい氷をグラスにいれペルノをそそぎいれました。

氷で冷やされたペルノの口あたりは、シャープ、ドライ、また、苦味がすこし強くなり、爽快感がまします。

氷ひとついれるだけで、格段に飲みやすくなります。ねっとりとしていた空気が、エアコンをいれたようにスパッと除湿された空間にかわる、そのようなイメージです。

飲みすすめるにつれ、舌の先が敏感になり、味わいをよく感じとれるようになり、脳みそにガソリンを注入したようにエンジンがかかり、目が飛びだすほどにギンギンに元気になる、飲みすぎなければ、とても元気になりました。

飲みすぎた翌日は、蒼い月曜日とよびたくなるほどヒドい状況に落ちこみました。

また、アルコール分もきついお酒です。水をくわえるとさらに、アルコール分だけでなく、香りもゆるみ、みやすくなります。

炭酸水

ペルノに加水すると、色がす~ッと変化します。

色がかわるところは、アブサンなどとおなじです。似たような成分をもつのでしょう。

とても飲みやすくなっています。炭酸の泡とペルノの薬効成分の刺激がつよく、口中をツンツンと刺激してくれます。

飲みおわったあとは、歯科医で歯垢をとってもらったように爽快です。ミントなど爽快な香りをふきかけられたように爽やかなお口になります。

口臭が気になるときにペルノ。つよくオススメです。

Amazonレビュー

アニスが大好きなので、アニスのお酒は最高。冬はお湯で割って飲んでます。

知り合いのお店で飲んで、ハマりました。ハーブ系の味なので、好き嫌いがはっきりすのかな?って思います。

薬草系が好きな私でも独特に感じられるくらい、個性的?な、味わいです。そのままでは飲みづらかったので、トニック割にして楽しみました。
引用元:Amazon

ペルノをつかったカクテル

トニック

薬効成分と薬効成分の競演。

炭酸水を飲みながら、ドーム型の植物園を散歩しているような香りにつつまれます。

飲む植物園。トニックもペルノも元は薬として造られたものです。健康にちょいとした瑞兆がみられるかもしれません。

ビール

クラフトビールはおいしいものです。

しかし、クラフトビールはおたかい。

ペルノをビールに1滴から2滴ほどたらすだけで、お家でクラフトビールを造れます。ビールでなく第三のビールをつかえばさらにお安く造れます。

アニスの風味がぴんッときいたビールをお家で。

午後の死

文豪であり酒豪であったヘミングウェイが世に産みだしたカクテルです。

アブサンとシャンパンを混ぜあわせてつくりますが、ペルノとスパークリングワインで代用しました。

スパークリングワインの泡が痛い、硬い、そして、どっぷりと液体がおもい、爽快感がつよすぎて、飲みにくい、ここまで飲みにくいカクテルがあるのかとビックリさせられました。

ヘミングウェイは、朝からこれを飲んでいたそうです。まちがいなく午後は死んだようになるでしょう。

アースクエイク

ジンとウイスキー、そしてペルノをおなじ割合で氷のはいったシェイカーにいれます。

そして、シェイクしグラスにそそぎいれます。

飲むと地震がおこったときのように、フラつくと言われているカクテルです。ウイスキーとペルノがケンカしており、ジンが「まぁまぁ」となだめているような味です。

ノックアウト

ジンとドライベルモット、ここまではカクテルの王マティーニとおなじです。

ペルノとミント酒をくわえ、さらにシェイクするところが違います。

ドライベルモットの甘いマティーニよりも、ノックアウトのほうが辛口で好きですね。マティーニが苦手なひとでも飲みやすいと思います。

ドリーム

ブランデーとオレンジキュラソー、そして、ペルノをちょびといれたものをシェイクします。

ブランデーが辛口になります。そして、飲みすすめるにつれ、ゆるやかにオレンジの甘い風味に変化します。

口あたりはドライ。飲みおわりはスイティー。ふしぎなカクテルです。

ウォッカ・アイスバーグ

氷をいれたグラスにウォッカをそそぎいれ、そのうえにペルノをちょいとたらしこみます。

香りがなく静寂なウォッカが、にぎやかになります。

辛口のウォッカの口あたりが、八角とミントの風味のおかげで、さらに鋭角化します。キンッと音が響くほどに辛口のカクテルです。

キス・ミー・クイック

ペルノに、アンゴスチュラビターズとオレンジビタージをふりかけたシンプルなカクテルです。

味わいはシンプルではありません。キニーネを濃くしたような苦みがはしり、オレンジの皮の香りがふわりと舞い、角のとれた八角の風味がうずまきます。

みっつの薬用酒の競演。口からは、爽やかな香りと、妖艶な甘い香りがただよいます。そんなあなたの唇にキス・ミー。

コープス・リバイバー No.2

死人ですら蘇るといわれるカクテルです。

アブサンをつかうところをペルノをつかいました。

酸味と甘味のバランスが絶妙。混ぜあわせるお酒の種類がおおく、お家でたのしむのが困難、それだけがマイナス点のお酒です。

個人的には、はじめてカクテルを飲むひとにオススメしたい一杯です。

ペルノを飲んだ感想【まとめ】

ペルノは、八角をいれたようなお酒です。

漢方らしい香りをとりのぞいた辛口の薬用酒です。

ペルノはストレートで飲むよりも、炭酸でわる、もしくはカクテルに使うと独特な香りがアクセントになるいい塩梅です。

ストレートでは、香りが強すぎるように感じました。

ペルノは、お値段が高くなる傾向にある薬用酒のなかで、もっともお手頃価格な薬用酒のひとつに分類されます。

お財布への影響は軽微であります。

ただし、アルコール分は40%と強いです。ペルノをつかったカクテルは、地震やノックアウトなどぶっそうな名前がつけられています。

飲みすぎると、そのような状態におちいると示唆してくれています。

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