この記事は、あかしを飲んだ感想を書いています。
ストレートだけでなく、ロックや炭酸水割り、カクテルにして飲んだ感想を書きました。
日本の時刻の基準になる明石で造られたウイスキーをブレンドしオーク樽で貯蔵されたウイスキー。
瀬戸内海の風をはらんだ空気のなかで熟成されたあかしは、日本人が落ちつく木の香りがあり、木を焦がしたような苦味が静かにひろがるウイスキーでした。
ホワイトオークあかしの特徴
まろみをおびたコロンとした印象の瓶のあかし。あかしの字が、あか八に見えるのは私だけでしょうか。
ホワイトオークの金色の文字。黒い文字であかしと書かれています。あかしの色でレッドやグリーンと種類が分かるようになっています。
原材料は、モルトとグレーン。大麦やトウモロコシなどでしょう。
英国製造となっていますね。明石で造ったモルト原酒をイギリスまで運ぶ、そして、イギリスのオーク樽で貯蔵したのでしょうか。
750mlのウイスキーがおおいです。あかしは500mlいりの瓶です。
アルコール分は、40度と一般的なウイスキーとおなじ。
ブレンドスコッチウイスキーです。一定以上の味にしあげられているでしょう。
きゅっとひねるタイプのキャップです。
ストレートで飲んだ感想
あかしの粘度は、さらりとしている。グラスのフチにへばりつかない。
あかしの香りは、木造づくりの蔵にはいったような陰のある香り。大麦を焦がしたような甘苦い香りもあり。ピリッと苦めのシャープな香り。
あかしを口にふくむ。唇にピリリとした刺激がある。口のなかでころがす。シャープな苦味がまずやってくる、舌の味覚神経を刺激してくれる。大麦を炒ったような、ポン菓子を炸裂させたような微かな甘味。甘味はすくなく、シャープな苦味があり飲みやすい。
飲みおわったあとには、木を伐りたおしたような生生しいウッディーな香りと若い木の実のような風味がのこる。飲んだあとの余韻は長くは続かない。
アルコール臭の嫌な香りはいっさいなく、キリリとした苦味の飲みやすいウイスキーといえる。香りはあまり感じられない。
ロックで飲んだ感想
大きい氷をグラスにいれ、あかしをとくとくと注ぎいれる。
冷やされたあかしの香りは、無、ナーダ、削りに削った古木のような澄んだ香り。
冷やされたあかしは、苦味が先鋭化している。尖ったコンパスの先のように筆箱から飛びだすほどの苦さがある。
苦いと書いているが、ゴーヤのような苦さでなく、飲みやすいお酒にあるシャープな苦味。
あかしを飲み終わると、木製の樽のような息吹きが胃からふきでる。
ハイボールで飲んだ感想
おおきめの氷をグラスにいれる。あかしをそそぎいれる。マドラーなどでゆっくりと氷とあかしを撹拌する。
氷にふれないように炭酸水をグラスの底をめがけて注ぎいれる。1~2度ほど氷を下から持ちあげる。
炭酸水の泡がはじけるたびに甘い香りが漂う。木の香りにバニラの香りが混ざったような香りが、泡がはじけるたびに伸びる。
キリッと冷やされたあかしと炭酸水は、スルスルと口のなかに進行してくる。無人の野を流れる川のようにサラサラと流れる。どこにもひっかることなくスルりと爽快に飲める。
飲みおわったあとに、しっとりとした木の香り、ウイスキーの原酒が染みこんだ濃い木の樽のような香り、胃から口までが木の樽になったような錯覚を一瞬だけ感じられる。
あかしで作ったハイボールは、飲みやすい。ウッディー感が強いので、繊細な味付けの料理とはミートしないだろう。
あかしを使ったカクテルを飲んだ感想
- オールドファッション
- マンハッタン
- ラスティーネイル
オールドファッション
- ウイスキー:45ml
- アンゴスチュラビターズ:一振り
- 角砂糖:1個
- 炭酸水:少量
- マラスキーノチェリー:オレンジ(適量)
グラスに角砂糖をいれる。アンゴスチュラビターズを角砂糖に一振り。グラスに氷をいれる。バランタインも注ぎいれる。
お好みの量の炭酸水をいれ、かるく混ぜる。チェリーやオレンジなどを飾りつける。
バーボンで作るレシピだが、ジャパニーズウイスキーのあかしで作ってみた。オレンジとチェリーのフルーツの甘い香り。黒糖の角が溶け香りがひろがる。
苦さがゆるみ、甘さの隠し味になっている。ゆったりとグラスをかたむけ、しっかりと、あかしの味の証と甘さを堪能できる。
お釈迦様の誕生日に飲む甘茶のような風味のように感じた。
マンハッタン
- ウイスキー:50ml
- スイートベルモット:10ml
- アンゴスチュラビターズ:一振り
- チェリー:1個
チェリーいがいの材料を氷をいれたミキシンググラスにいれる。かき混ぜ冷やす、ストレーナーをかぶせカクテルグラスに注ぎいれる。しずかにチェリーを飾る。
バーボンやカナディアンウイスキーをつかうレシピだが、ジャパニーズウイスキーのあかしを使用。
スイートベルモットのともすれば甘くすぎる風味が、まろみをおびた優雅な黒いビロードをおもわせる典雅な風味になっている。
なめらかな毛皮のような、かるくもなく、おもくもない気品ある香り。あかしの苦味は控えめ、スイートベルモットの甘い香りと風味に優雅さをくわえ女王にふさわしい味と香りに整えている。
カクテルの女王と呼ばれるにふさわしい気品がある、まさにこの味と風味は、女王のあかし。
ラスティーネイル
- ウイスキー:40ml
- ドランブイ:20ml
おおきな氷をいれたグラスにあかしとドランブイを注ぎいれる。ドランブイはお酒と混ざりにくいお酒だ。しっかりと混ぜるとよい。
イギリス王家の秘宝とよばれしドランブイと、極東で造られたあかしとの出会い。
くっきりとうまい。どっぷりとしたドランプイの甘味と風味を額縁にはめこんだような極上の甘露といった味のお酒になっている。
深々と静かな夜にグラスをかたむけたい一杯。
Amazonレビュー
値段もかなり手頃で、どこでも買いやすいのにジャパニーズウィスキーらしい良さを味わえます。
深みやクセ、複雑な味わいや樽の熟成感などは期待できませんが、サラッと飲むウィスキーとしてはかなり最強です。一本家にあって損はありません。いざ届き、ロックで飲んでみると「うまい、飲みやすい」がまず感想です。
きついアルコール感、臭みのようなものは感じず癖がなくすっと飲める、飲みやすさ。
エイジ物にあるような複雑な香りや余韻はありませんがすっと飲めて、さらっとウイスキーを楽しめる非常に美味しいウイスキーです。プレゼント用に購入したら、箱なしでボトルのみが届きました。箱なしだとプレゼントとしては渡しづらいので、困ります。
引用元:Amazon
商品の画像に箱も映っていますので、どうしても騙された感がします。
なお、以前も購入しており、味は美味しいので、それを考慮して星は2つにしておきました。
ホワイトオークあかしを飲んだ感想【 まとめ 】
あかしは、木の香り、木の樽を炙ったような苦味がありシャープな香りの飲みやすいジャパニーズウイスキーです。
ドライで飲みやすいあかしです、しかし、飲みおわったあとの香りと風味は乏しいように感じました。
カクテルにつかうと、ほかのお酒の甘さを控えめにする効果があかしにはありました。甘さを抑えめにしつつ、苦さがカクテルの味に奥行を作りだします。
コメント