この記事は、三島のゆかりシリーズを食べた感想を書いています。
三島シリーズのあかり・かおり・うめこ・ひろし・かつおも食べた感想を書きました。
あたらしく発売された、しげきを食べた感想も追記しました。
三島シリーズをつかったアレンジレシピも紹介しています。
個性がキラリとひかり愉しいシリーズです。
ゆかり
三島シリーズの長女ともいえる『 ゆかり 』梅干しと一緒に漬ける赤しそをこまかくし、ふりかけやすいようにした商品です。
ふりかけではなく、白米に混ぜこみ、白米の水分をすいシットリとし爽やかな紫蘇の香りを愉しめます。
ゆかりが、登録商標だとはじめて知りました。内容量がいちばんおおいのが、ゆかりです。いちばん長く愉しむことができます。
赤しそを乾燥させ、細かくしているので、白米のスキマに、はいりこみやすいです。ゆかりは、白米の水分とまざり、じわりと白米をそめます。
生の赤しそと比べると、しその香りはすくないです。そのかわりに塩分や砂糖がゆかりにはいっています。白米との相性をよいものにしてくれています。
ふりかけるゆかりの量で、しその香りと塩っけは調整できるのがうれしいです。
梅入りのゆかりもあります。はいっている梅は『 うめこ 』と同じ梅と思われます。暑い日には、梅干し入りのゆかりをいれたほうが、白米が痛みにくいかもしれません。
三島シリーズの顔、長女の風格といったゆかり。
あかり
たらこを乾燥させ、辛く味つけした商品『 あかり 』
ちいさくちいさく乾燥しているたらこ。たらこはここまで小さくなるのかとビックリしました。ちいさくなっているので、魚卵のプチッとした食感はありません。
食べた瞬間は、辛くはありません。たらこのやさしい風味を感じます。すこしのマをおいてから、じわりと身体の芯から暖かくなってきました。
ちいさいお子様や辛いのが苦手なかたには、オススメできない辛さです。激辛好きには物足りない辛さです。生の明太子を買わずに、ちょっとだけ明太子の風味を白米にプラスさせたい、そんな方にオススメの『 あかり 』
ピリッと活動的でヤンチャなあかり。
かおり
『 かおり 』は、青じそふりかけです。『 ゆかり 』は、赤しそごはん用でした。
梅干しのような酸っぱさを少なく、しそのフレッシュな静寂な爽やかさを感じられる『 かおり 』
しそごはん用と書かれている『 ゆかり 』と青じそふりかけと書かれている『 かおり 』
このふたつの商品の違いはなんでしょうか。
青のりのように見えます。しかし、フレッシュな青じそを乾燥させたような香りです。
おもさを感じない軽やかな清涼さがあります。軽いだけあって、三島シリーズのなかでは、しずしずと控えめな香りと風味です。
ちょっと控えめな大和撫子系のかおり。
うめこ
『 うめこ 』は、種をとった梅干しをフリーズドライにした商品です。
『 うめこ 』は記事用に買いました。しかし、もう1度買わないでしょう。
酸っぱさもあまりなく、塩っけもありません。かりかり梅のほうが、まだ梅干しをしています。
そして、日本には、10年単位で常温保存できる梅干しという白米にあう絶対王者が君臨しています。
いつかなにかをやり遂げてくれそうな三島シリーズの秘密兵器うめこ。
ひろし
突然あらわれた『 ひろし 』女性の名前で統一するのかと思いきや予想外のひろし。
青菜ごはん用のひろし。あつあつのご飯と混ぜると柔らかくなり、野沢菜や高菜のような葉っぱ系の爽やかな香りをはっします。
青菜は青菜でも、広島の素材、広島菜がつかわれています。中国産の食材が使われていることがおおい三島シリーズ。メーカーのある広島の名前をつかったひろしは、国内産の広島菜がつかわれています。
広島菜を食べことがありません。青じそとはちがった、太陽をたっぷり浴びたほがらかな風味があります。おにぎりをひとくち食べると、にっこりほほ笑む、素朴なお味です。
日本の土地に生きる素朴な少年ひろし。
うめこと混ぜることで、ひろこになります。すっぱさと爽やかがあり、さばさば系女子といった引用です。
かつお
国民的アニメの登場人物とおなじ名前の『 かつお 』
『 かつお 』の内容量は10gです。ぼ~っとつかっていると、アッというまに『 かつお 』は、なくなります。瞬間に溶けます。
かつお節をすこし甘く調理したようお味です。フワッとはしています。しかし、サクッとはしていません。
『 うめこ 』とおなじで『 かつお 』は、常温保存できるタンパク質含有量NO1のかつお節が存在しています。かつお節を直接ご飯に混ぜたほうが香りも豊かです。かつお節を買ったほうが、お財布にやさしいでしょう。
メイドインジャパンの御曹司かつお。
しげき
黒いシックなパッケージに白文字でしげき。モダンな印象をうけます。
わさびの緑も目をひきます。
わさびは色がめだつだけでなく、鼻につきぬけるような鮮烈な香りも強いです。
写真だと乾燥させた大根の葉だけしかない、そのように見えるでしょう。
けれども、じっさいに香りをたしかめると、清流で育って新鮮なわさびを今ここですりおろしたような峻烈な香りの分子が飛びちっています。
おなじ量のわさびよりも強烈に辛い、そのように鼻が察知しました。
注意書きする、ほどに辛いふりかけでございますよ。買われるかたはご注意。
おにぎりに混ぜると、ふつうの菜っ葉いりかなと思われることでしょう。
白いおにぎりの甘い香りが、わさびのおかげで増しているように感じました。
おにぎりをほおばると、白米はほろりとくずれ、大根葉のしゃりっした食感。
わさびの香りは、二歩ほどおくれてやってきます。針で鼻の粘膜を刺したような凛然としたわさびの香りが、鼻をかけぬけていきます。
一瞬、いたい、とおもうほどに痛烈な辛味です。はじめのうちは、あまりいれすぎないほうがよいでしょう。
それほどに、尖った辛味をもったふりかけです。わさびの風味が、すきなかたはニッコリと微笑むでしょう。
わさびの代わりとしても使えると思います。
菜めし梅と鮭
菜めしは梅と鮭のふたつが発売されています。
梅には、うめこを確認できました。そして、白いゴマと菜っ葉。
鮭にも白いゴマが確認できます。鮭にはたっぷりの菜っ葉がいれられています。
梅は、うめこがおおめでサッパリと酸っぱいです。つ~んと菜っ葉と梅の酸味が混ざりあい爽やかな風味です。
暑い日でもパクりと食べられると思います。
鮭を食べた感想は、ワカメご飯に鮭がはいっているような印象をうけました。
なぜか、菜っ葉の風味がワカメのように感じられました。ほっくりと柔和なお味です。
三島シリーズのアレンジレシピ
ふりかけるだけ
三島シリーズをパパッと、いつもの食材にかけるだけで、いろいろな味付けを愉しめます。
豆腐にしょうゆ?わさび?いいえ、ひろしです。ひろしです。ひろしが、豆腐の水分をすい、すこしシナッとしてきたら食べごろです。広島菜の爽やかな香りと、シャリッとした食感が朴訥とした豆腐の食感とマッチしています。
納豆にもひろしです。ひろしです。納豆のむわぁんと鼻に忍びよる香りのなかに、一抹の清涼感をかもしだしてくれるひろしです。
ゆで卵にかつおをかけると、プリッとした白身。黄身の濃い風味とかつおの風味の荘厳な二重奏をくりひろげます。ただ、かつお節でもいいのではという話にもなりそうです。
きゅうりを砕きビニール袋にいれます。ゆかりもお好みでいれましょう。冷蔵庫で冷やしてから食べたほうが冷たく爽快であります。
ゆかりときゅうりを混ぜるだけで、すこし梅酢につけたような爽やかのあるお漬物ができます。
豚肉と野菜炒めに、ゆかり梅入りをかけました。豚肉の脂の旨み、キャベツのしゃっきとした食感、ゆかりの酸味。
暑くて食欲がわかない、そんなときにはゆかりをひとふり、ふたふり。ゆかりの爽やかで酸っぱい風味が、食欲をカムバックしてくれるかもしれません。
ご飯系アレンジ
うめこと白米と卵で作るチャーハン。
うめこの酸味が食欲を刺激するチャーハンです。しかし、ふつうの梅干しをいれたほうが。
いつものお茶漬けにかつおをパラリ。かつおの風味が漂うお茶漬けになります。
料理をしたくない、二日酔いで頭が痛いとき、かつおと白米があれば、かつおの香りがするお茶漬けを食べられます。かつおを一本釣りするように、さらさらと胃に流れていくでしょう。
もう少し手のこんだお茶漬け方法をご紹介しましょう。かつおを白米に混ぜこみおにぎりにします。そして弱火で焼きおにぎりにしましょう。
かつお焼きおにぎりにワサビをちょん。あつあつのほうじ茶を注ぎいれます。
かつおの香りが熱せられ跳ねる、ほうじ茶の焦げたような香りと混ざり跳ねる。焼きおにぎりのかっちりした表面を箸でくずし、かつおとほうじ茶の風味と混ぜる。硬いところ、柔らかいところ、焦げた香り、柔らかい白米の甘味、かつおの風味は、ワサビの清涼に驚愕し、さらに跳ねる。
いやいや、もっと贅沢にかつお節をいれ、ノリもいれ、アラレもいれてやれば、ちょっとした料亭にでてくる御馳走といったお茶漬けになりますゾ。
麺にふりかける
いつもの蕎麦にひろしです。ひろしです。ネタのために使っているわけではなく、ふりかけひろしは優秀とです。
乾燥パスタをゆで、あかりと醤油とバターとまぜるだけで、明太子パスタの出来上がり。パスタソースを買う必要もありません。
ゆかり梅入りをうどんにかける。それだけで梅うどんのように爽やかな風味のうどんになります。暑い日には、うどんをゆで、ゆかりをふりかける、それだけで爽やかなうどんを愉しめるのです。
オイルをひいたフライパンでニンニクを弱火で炒める。ニンニクの香りがでてきたら、牛肉を軽く炒め、醤油をまわしいれる。かつおをトッピング。牛肉とかつおの相性はバッチリでございます。牛肉のパワフルなうまみと対抗できるかつおの飛び跳ねるうまみ。かつお節でもおいしいですよ。
三島シリーズを揃えることで、いろいろな風味の三島カクテルを愉しめます。三島シリーズを買い、あなた好みの風味を探求してみませんか。
三島シリーズ実食レビュー【 まとめ 】
三島シリーズは個性的な6つの味を愉しめるふりかけです。白米にねりこんで使う、そのままふりかける2種類のタイプがあります。
赤しそのゆかり、青しそのかおり、広島菜のひろしは、ひとふりすると白米や麺、食材の彩を愉しいものにしてくれ、爽やか風味を演出してくれます。
たらこを辛く味つけしたあかりは、明太子のふりかけのようです。白米だけでなく、麺にもよくあいます。
うめことかつおは、梅干しとかつお節で代用できると思いました。ただし、うめことかつおは、ふりかけるだけといったパパっと使えるお手軽感があります。
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